求めるひとに求められる喜び
求めるひとを求める喜びに


時を忘れて求め合った
どれだけ満足しても終わりに出来なかった


それでも夜が白々と明ける頃
あなたの腕の中でオレは意識を手放していた






どれ程時間が経ったのか
気が付いた時もあなたの腕の中で


疲れきった身体は重くて。
のそりと身動ぎして、オレを抱き込んだままスヤスヤと眠る顔を見上げた。
うっすらと口を開けて、子供のような寝顔。
昨夜は、あんなにも雄の匂いを放っていたのに。
思い出して、ゾクリと身体に熱が隠る自分にさすがに呆れた。


暖房が付けっぱなしの部屋は暖かい。
けど、無防備な裸の肩が気になって、布団を引っ張り上げてあなたの肩に掛けた。


気が付けば、ドロドロだった身体もベッドも清められている。


オレが眠ってしまった後、あなたが後始末をしてくれたのかと思うと、妙な敗北感とくすぐったさに居たたまれなくなる。


それにしても、何回……
今さらだけど、あなたの体力に驚かされる
受けて立った自分も大概たけど…


そんな事を考えている自分に恥ずかしくなって、寝返りを打とうとして


「うっ………」


腰に激痛が走った。


さすがにヤり過ぎだ。


「……どう、した?」


間近で寝惚けた声がした。


「……起きた?」

「……うん…かずちゃん、身体大丈夫?」


オレを心配する言葉とは裏腹に、その腕には力が込められ足も絡めてくる。
まるで抱き枕にされたよう。


「……あんまり大丈夫じゃないかも、ふふっ」


密着度が増して、それが心地いい。
自然と声が甘くなる。


「ごめんね。止められなかった」


オレの返事にシュンとしているけど


「それは…お互いさま」


オレも止まらなかったからね。
クスクスと笑っていると


「じゃあ、今日はオレがかずちゃんのお世話するね。
まずは、シャワー行こうか」


嬉しそうに言うと
素っ裸のあなたが素っ裸のオレをひょいっと抱き上げた。











つづく