…………………


やっぱり…………好き……?


……………


何が?





いったい何が?






あまりにも唐突な言葉。


前から時々あったけど、この人の思考の飛躍に着いていけない。


意識していたわけではないけど、オレはあなたを睨み上げていたんだと思う。
きっと眉間に皺もよってるだろう。


「そんな怖い顔しないでよ」


相変わらずくふくふと笑っているあなたにますます訳がわからない。


「俺はね、リュウちゃんにもっと嬉しいとか楽しいとか感じて欲しいの。
リュウちゃんの喜ぶ顔が見たいの」

「……どういうこと?」


それって、さっきの言葉の説明になってないでしょ。
オレの混乱は増すばっかりだよ。


「だから、俺はリュウちゃんが好きだってこと。
言っとくけど、LIKEじゃないからね、LOVEだから」





…………オレ?




嘘でしょ?………



けど
真っ直ぐにオレに向かうその顔は思いの外真剣で……


しかもここ海だし
まるで青春ドラマみたいな…


慣れているのかな、さらりと言うのが
やたらさまになっているあなた


それに引き換え


こんなシチュエイションにオレがどれだけ当てはまらないかなんて、オレ自身が一番わかってる。







「……あ……あの………相葉さん?」

「んっ?」


だから、そんな嬉しそうにオレを見ないでよ。


「……いや……………あの…………
あ、相葉さん…きっと勘違いしてるのよ。
ねっ?……オレと、身体の相性がいいもんだから……
だから……そうなのかもっ…て……ね?」

「くふふっ、焦ってる?
そんな姿も可愛いね。
リュウちゃん、素の時は自分のことオレっていうんだね」


ひとつ発見なんて、何であなたはそんなに余裕なの?


そうだよ。
オレはこんなに慌てふためいているのに、あなたは落ち着きはらってて


「勘違いとかじゃないから。
一時の気の迷いでもない。
俺、男の子には興味なかったのに、何でリュウちゃんにはまた会いたいと思ったのか。やっと貰ったOFFにわざわざ『PARADOX』に予約を入れて足を運ぶのは何故か。ずっと考えてた」


いつにない声音。
熱の隠った瞳であなたがオレを見ている。















つづく