いつにない興奮。
それをオレにぶつけるあなたは、だけど決して乱暴ではなくて…
オレと分かち合いたいの?
なんて勝手に想像してしまうくらい、激しくも優しい。
なにより、自分の喜びを注ぎ込むようにオレを喜ばせようとしていたから。
もちろん、盛大に喜ばせてもらったけど……
良いことなら、なおさら聞きたい
「……何があったの?」
オレの再びの問いかけに、まるでそこにスポットライトが当たったようにぱっと笑顔が輝いた。
「この間言ってたCMの撮影ね、
俺の意見が通ったんだよ!
やっぱりね、笑ってるのと2パターン撮ったんだけど、こっちの方がいいって」
くふくふと笑うあなたがオレの前髪を指にくるくると巻いている。
その指先からあなたの喜びが伝わってくるよう。
「それでね、これからも意見聞かせて欲しいって。
採用されるかどうかはその時によるけどって。
あっ、もちろん翔ちゃんが根回ししてくれたんだけどねっ」
ねっ、で弾みをつけて起き上がったあなたにつられるようにオレも上半身を起こす。
ベッドの上で向かい合うオレたちと一緒に、間近で向かい合うオレたちモノが何だか恥ずかしくて、シーツを引き寄せた。
あなたはそんなことにはお構い無しで
「俺さ、初めてだったの、自分の意見言ったの。
俺なんかが言ったって聞いてもらえるわけないって、思ってたから。
だから意見が通ったのも嬉しかったけど、上の人に自分の思ってること伝えられて、それをちゃんと聞いてくれたっていうのがホントに嬉しかったんだよ。
ありがとう。
リュウちゃんが言ってくれたから俺、頑張れたんだよ」
あなたの腕がオレの身体をギュッと抱き締めた。
裸のオレが裸のあなたの胸の中にスッポリと納められる。
ここは ホテルで、オレたちは情事の後で、お互いまだ汗の退かない裸の胸を合わせている。
なのに、淫 靡な雰囲気は一欠片もない。
欲を伴なわない抱擁。
オレにはおよそ経験のないそれがなんだかとても嬉しくて……
あなたに与えられるものが大きくて、大きすぎて……
オレの想いは加速するばかり……
止められない想いを言葉にすることは出来ない……でも
…………好き…………
オレには経験がなさすぎて、本当の恋や愛がどんなものかなんてわからないけど、オレの身体の全部があなたが好きだって言ってるんだ。
つづく
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お正月休み頂きましたが、今日からお話し再開します\(^o^)/
思ったより書きためられなかったけど、少しだけストックも出来ました。
相変わらずの亀更新ですが、どうぞよろしくお願いいたします。