「もうすぐ夕飯出来るから、ここに持ってきていい?
潤が一緒に食べたいんだって。
付き合ってやってくれる?」
かずさんが言い終わる前に、ガタガタと音をさせながら潤君が簡易テーブルとイスを持って入ってきた。
「相葉さんはお粥とスープねー、急に肉って訳にいかないでしょ。
かずはご飯の前に、はいこれ飲んでー」
かずさんに渡したのは水と数種類の薬。
「どこか具合が悪いんですか?」
何も考えず疑問がそのまま口から出ていた。
かずさんは、こんな所に持ってこなくてもいいのに、とちょっと潤君を睨みながら
「ふふ、美肌のお薬。
オレってデリケートだから」
と、いたずらっ子のような笑顔で答えた。
確かに透けるように白い肌は血管まで透けて血の流れまで見えるようで、きっと日焼けなんてしたことないんだろう。
潤君が次々と持ち込んだ料理がテーブルの上に並び、俺は久しぶりに他人と一緒にご飯を食べた。
「へー、相葉さんって28才なの?若く見えるねー。
かず、相葉さんの方がいっこ上だってよ」
ニヤニヤしながら潤君はかずさんのシャツの袖を引っ張っているけど
二十歳の子に若く見えるって言われるのもどうなんだろう。
それより、
「えっ、かずさんって27?アラサー?
…潤君と変わらないくらいかと思った」
それを聞いた潤君が
「ほら、また言われた。かずは童顔なんだよ。
この間なんか新しく来た看護師さんに高校生に間違われてたもんね」
「アラサーって言わないでくれる?あんただってアラサーでしょ。
ふふふ、オレは年取るの止めたの。
永遠の17歳って言って」
「それじゃあ俺より年下じゃんか。
相葉さんも、かずの方が年下なんだからかずさんなんて呼ばなくていいんだよ。
呼び捨てにしてやりなよ」
「……でも、お世話になってるし」
とてもそんなことは出来ないと首を振ると
「えー!じゃあなんで俺は潤君なのー?
俺も充分お世話してると思うけどなー」
確かにそうだ。そうなんだけど
「う~ん、雰囲気?」
「雰囲気ってなんだよー」
潤君が少しだけ口を尖らせて、すぐにカラカラと笑った。
考えてみれば、仕事以外でこんなに人と話すのはどれくらいぶりだろう。
潤君とかずさんの雰囲気につられて自然と俺も口数が増えていた。
潤君が俺を気遣って作ってくれたお粥もスープも温かくて凄く美味しくて、身体の隅々まで染み渡って行くようだった。
つづく
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こんばんは
どんよりした話が続いていますが大丈夫ですか?
1年躊躇したわけを今さら身に染みて感じていますが、始まってしまったものは最後まで書ききるつもりでいます。たぶん(^o^;)
と、それは置いといて
明日は翔ちゃんのお誕生日。
という事で、25日午前0時に『抱擁』を1話アップします。
またまた、コラボです←ムフフ(〃^ー^〃)♪
よろしければ、ご賞味ください。
ってもうすぐでは!?
では、また(*^^*)