胃袋に物をいれて水分を取ったら少し体が楽になった。

ニノに連れられてベッドに入る。



「ごめん…」


「だから、謝るなよ」


昨夜はほとんど寝れてないせいか、頭を枕に沈めた途端、猛烈な睡魔に襲われる。


「眠くなってきた?だったら寝な。
オレしばらくここにいるから。」


枕元に立って俺を見下ろすお前から、さっきとは比べ物にならないくらい優しい声が降ってくる。





おでこは冷えピタで塞がれているからか、まるっこい手がそっと俺の頬に当てられた。


「うん、ちょっと下がってきたかな?

きっともう、熱は上がりきってたんだな」


そう言うとホッとしたように笑った。





ニノの手が俺の頬に触れる。

当たり前のように、その瞳が俺を見て笑う……




別に今日が特別って訳じゃない。

俺たちはずっとこうしてきたんだ。


そう、それが普通で

それが当たり前で



だけど…







「……あっ」


「どうした?」


「ううん…… 何でもない…」



俺は動揺をかくすように夏がけ布団に潜り込んだ。




夢とうつつの狭間のボンヤリした意識の中で突然に浮かんできた想い




ニノ… 好きだ……





だけど、それを確認する間もなく俺の意識は闇に落ちてゆく。



ニノがそっとドアを閉め、この部屋を後にした時、俺はすっかり熟睡していた。






つづく







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短くてすいません。

切る場所が難しい……