今まで紹介しなかったのが自分でも不思議。
どういうバンドなのかあんまり知識はないのだけど、
海外のインストバンド65daysofstaticです。
なんだかんだでファーストからサードまで持ってます。
新しいアルバムも出ているかもしれない。
僕の中で彼らの音楽は「ダンスミュージック」に分類されます。
ダンスかそうでないかを分けるのは、これ個人的な基準ですが、
音楽に「隙間」があるかないか。
隙間。つまり、リスナーの感情が投影できるスペースが残されているということ。
サイケトランスも、ダブステップも、テクノやクラッシックもその隙間がある。
聞きながら、でもぼくはその音楽の事ではなく、自分のことを考えている。
音楽を媒体にして、自分のことを考える。そういう音楽。
バンドでそういう風に感じることは少ないのだけど、
65daysofstaticの音楽は僕の中で完全にダンスミュージック、
隙間のある音楽だ。
彼らの曲を好きだというのにちょっとした躊躇がある。
なぜなら、
僕が彼らの曲を好きだと言う時、
それは「彼らの曲を通じてあれこれ悩んでいる自分が好き」
ということを意味しているからだ。
僕は彼らの曲を通じて、自分に会う。自分の事を考える。
「人生はダンスだ」なんて、うまく言ったものだ。