「Google人間じゃない説」 |   EMA THE FROG

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実はわたくし、数年前から「Google人間じゃない説」を唱えてまして。


どう考えてもGoogleは、「人間の必要ない世界」を実現しようとしているとしか思えないんですよね。


人間を否定するような世界を人間が実現させようとするわけがない、Googleのボスはきっとコンピューターなんだ、”人格”を獲得したコンピューターが、邪魔な人間を滅ぼそうとしてるんだ、そんな理屈(?)です。



そんな僕ですが、【日本最大級の総合ゲーム情報サイト】の4Gmaer.netというところで、なんだか面白いインタビューを発見したので紹介します。









僕が面白いなと思ったのはジブリ云々ではなくて、インタビューも終りに近づいた頃に話された「Google的価値観で作られたゲーム産業」という部分です。




詳しくは本記事を読んでいただきたいのですが、メモ的にちょっと川上さんの発言を以下に引用します(ちなみに本記事では4P目にあります)。





※以下引用




【~僕は,Googleが代表する「人間を機械化するロジック」を開発しようという流れが,今の“IT業界の本流”だと考えているんですよね。そしてその本流の波が,とうとうゲームの世界に来たというのが,現在のソーシャルゲームなんじゃないかと】





Google的価値観というのは,機械に出来ることは機械にやらせるという考え方のことですよ。人間のいない便利な社会を作るというのが,Googleの求めている一つの究極な形ですよね】




機械にでもできることなのかもしれないけど,人間にやらせよう,人間そのものを使おうというのが,ソーシャルネットワークやコミュニティの世界例えば,mixiやFacebookなんかはそうで,レコメンドなどでの情報の価値判断の算出は「人」がベースになっているわけです】




【Google的価値観の対極はソーシャルってことになるんですけど,ただそちらの方向も,結局はいろんなユーザーの行動分析とかをしていく流れになっているわけで。ソーシャルという軸はあるんだけど,社会の趨勢は,やはり機械に管理されるという方向に向かっていると思うんですよ】




【アーケードはデバイスを進化させることで,途中途中でリセットを掛けることができましたけど,スマートフォンやタブレットみたいな端末では,そういうデバイス方面での進化(描画性能的な意味ではない)はあまり見込めませんよねだから,マンネリを打破するのって相当難しいハズなんですよ】




ディー・エヌ・エーとかGREEは,自分達で携帯電話を作っちゃえばいいと思うんだけどね。お金持ってるんだから。海外進出するにも,そのほうが近道じゃないかな】




※引用終わり










さて、「Google人間じゃない」論者の僕は、今回の川上さんの発言「人間のいない便利な社会を作るというのが,Googleの求めている一つの究極な形ですよね」といった部分を読んで、自分の考えをスッキリまとめてもらえた感じがしてすごく面白かったわけです。


やっぱそうですよね。Googleさんが頑張れば頑張るほど、僕ら人間いる必要なくなっちゃいますよね。で、Googleのサービスを日常的に使ってる人の多くが、その結末をなんとなくは理解してますよね。理解しててなお、便利だから、無料だから、ニコニコしてGoogleのサービスを使いまくってるわけですよね。


あー、こういうこと考えるのは好きです。





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