大昔に読んだ「火の鳥」を
中古で手に入れ、読み直しました。
(オリジナルコミックではなく角川文庫版です。小さい…。)
不老不死「火の鳥」の存在を通し、
様々な時代の人間たちの運命と苦悩を描いた
手塚治虫の名作です。
読み直してみると
びっくりするくらいストーリーを覚えてなかったです。
が〜ん。
さすが私。
1冊ごとにストーリーが独立していながら
過去と未来を振り子のように行き来し
話全体が進んでいきます。
肉体を傷つけられたり、
命を奪われるというシーンが多すぎて
なかなか辛いのですが、
死は生の一部なのだと感じさせられます。
そしてその生さえも
永遠に続く大きな流れの一部でしかないのかと。
人生も後半に入ると残り時間というものがよぎります。
無意識に逆算しながら生きているようにも思います。
親が老い亡くなったりすると
自分の生の有限性にリアリティを感じるようにもなります。
この人生の残りで、どこまでできるのか?
輪廻転生というものが本当にあったとして
次の生へ持ち越す宿題を
軽くできるのならそうしたい。
生の螺旋階段を
できるのなら上に向かいたいです。


