花火を見て考えました。
今日は、鎌倉の花火大会でした。
夏が来ると、「夏だ!夏だ〜!」と浮かれると同時に、「鎮魂」という気持ちが込み上げてきます。
小学生の頃、夏休み前になると視聴覚室に集められて、「はだしのゲン」とか、そういう映画を観せられ、否が応でも戦争について考える機会を与えられました。
映画が本当に怖かった私は、両目を手でおおって、指の隙間からチラチラと見るのがやっとでした。
家に帰って、祖母にその話をすると、「特攻隊の兵隊さんは、『お母さ〜ん!』って叫んで、敵に突っ込んで行かはったんえ。」と、さらに恐ろしい話を聞かされ、落ち込みました。
今は、そんな辛い映画も、話も、子どもに触れさせるべきではない、という意見もあって遠ざかっているようです。
トラウマ、という言葉があるけど、必要なトラウマってあると思うんですよね。
戦争の大罪を2度と犯さないためにも、このトラウマは受け入れるべきだと思います。戦争がバカバカしい事は、どんなに時代が変わっても変わりない事だと思うので
花火を見ながら、考えました。
戦争で亡くなった人達は、今の日本や世界を、どんな気持ちで見てるでしょうね。
私の今の人生は、そんな人達の犠牲の上で成り立っているのです。恐ろしくも感じます。
鎌倉の海岸は、先ほどまで花火の余韻で賑やかでした。
警察官の「危ないですから車道に出ないでくださいね。気をつけてお帰りくださ〜い。」という、優しい声が響いていました。
平和と健康が一番ですね。
先日、愛猫を亡くしたので、私の気持ちが天国に近づいていたのか、このような事を考えました。