前回からの続きです![]()

翌日、
小泉くんから連絡がありました。
いつもどおりのテンションで
「おはよう!」
ときたので、
昨夜の泥酔状態が嘘だったかのように感じました。
私は正直まだモヤモヤしていたものの、
彼がどんな反応をするのか気になっていたので、
そのまま返信しました。
すると
「昨日さ、俺電話した?」
と聞かれました。
どうやら、通話履歴を見て私にかけたことは
わかっているようでしたが、
内容までは覚えていないようです。
あれだけの泥酔っぷりを見せておいて、
まさかの「覚えてない」状態に驚きました。
すると「俺大丈夫だった?」
と、笑いながら聞かれました。
大丈夫じゃないわ!!!……とは言えず、
ぐっと堪えました。
ここであえて彼を責めるのも違うなと思い、
「まあ、そんなに変なことは言ってなかったよ」
と返しました。
すると彼は
「よかったー!
いや、昨日けっこう飲んじゃってさ。
最近仕事忙しかったから、
ちょっとハメ外しちゃったわ」
とあっけらかんと言いました。
口調からしてこれは初めてではないんだ。
本人は何も覚えていない。
そして、それを軽く流してしまう態度にもかなり引いてしまいました。
その後も彼は何事もなかったかのように
「今日は何してるの?」
といつもどおりの会話を続けようとしました。
私はそれに付き合う気分になれず
「今日はゆっくりしてるよ」
と簡単に返しました。
すると、彼が
「そっか、じゃあさ、ドライブでも行こうよ!」
と言ってきたのです。
そんなスムーズに話を進められてしまうと、
逆にこちらが昨日の件を
気にしない方がいいものなのか、
とても迷いました。
もちろん、彼との時間は楽しかったし、
育ちの良さやフランクな雰囲気も魅力的でした。
でも、このまま彼と関わっていいのか、
少し考えるべきかもしれない。そんな気持ちがよぎりました。
「今日は急だからまた計画しよう」
と返すと、彼は
「了解!また連絡するね!」
と元気よく返してきました。
彼は悪気があるわけではないように見えました。
でも、私はこの事件を無視することができませんでした。

