前回からの続きです。
買い物の後、
福君とディナーへ向かいました。
いつも通り軽快な会話が続き、
なんだかんだで彼との時間は楽しいものです。
他愛もない話の中で笑い合いながら、
「こういう空気感、居心地がいいな」
とふと思いました![]()
福君の魅力はおとぼけな雰囲気にありますが、
ただのふざけた人というわけではありません。
彼の言葉や態度から感じるのは、
「嘘がない人」だということ。
物事を隠さず、
正直に話す姿勢は、
私にとって好感が持てるポイントでした![]()
また、彼は人に対してとても丁寧です![]()
店員さんに対する言葉遣いや
ちょっとした気遣いを見るたび、
「こういう部分、いいな」と思ってしまいます![]()
ところが、ディナーの途中で、
私には抵抗を感じる話題が持ち上がりました![]()
俺さ、お願いをするのが好きなんだよね。
最初はその言葉の意味が分からず、
お願い?
と聞き返すと、
うん、なんか、お願いしてみるのが好きなんだよね。
仕事でもプライベートでも。
だめならだめでいいし、
断られるのも別に気にしない。
だからお願いするのって全然ストレスじゃないんだよ。
確かに、
福君のメンタルが強いことは
以前から感じていました。
でも、その話にはまだ続きがありました。
例えばさ、
たまに行く風俗店でも、
お願いする感じが好きなんだよね。
……え?風俗?
一瞬、耳を疑いました。
福君は慌てる様子もなく続けます。
いや、誤解しないでね。
別に依存してるわけじゃないし、
たまに行くだけ。
でも、
なんかお願いして相手が
OKしてくれるのが楽しいっていうか。
俺にとっては普通の趣味みたいなもんかな。
へぇ……
としか返せない私。
正直、
この話題にどう反応すれば
いいのか分かりませんでした。
私は内心複雑な気持ちで聞いていました。
これまで彼の正直なところに惹かれていたけれど、
この話題は少し違いました。
自分の中にある価値観と彼の趣味のギャップ。
それがどうしても埋められない気がしたのです。
私の心の中で一つの結論が芽生え始めていたような気がします![]()
ただ、
それでも少し、福君との将来を考える自分がいることにも気が付きました。
