毎日、肌寒いですなあ。
コットンのトレンチのハーフコートなど、
すぐに夏になるNYでは、出番は年にほんの1週間ほどだったのに
今年は2か月以上着っぱなし。

昨日は、夜がなぜか暇な、新婚Mみと映画を見に行く。
ちょうど良い時間帯のは、これしかなし、ってことで、
「Unmistaken Child」というチベット仏教のミステリーのひとつである
輪廻転生がテーマの作品。
http://www.unmistakenchild.com

先生として子供の頃から慕っていた高僧が亡くなり、
その生まれ変わりを探しにはるばるでかける弟子。高校球児の面影を残した
(若くて、黒くて、坊主で、日本人っぽい)お坊さんが、
ヘリコプターと飛行機を乗り継いで(この時点で、お寺ってもうかってんのね、
と実際インドでお布施をした私とMみはつぶやいた)、
ヒマラヤの山奥まで探しに行く。
険しい山を歩き、途方にくれ、ついに見つけた1歳児は、
高僧の忘れ形見、数珠を持って離さない。
ダライラマに正式に生まれ変わりと認定されてからは、
大昔に使っていた瞑想所で、「この場所で永遠にいたいよ」と言ったり、
大勢の人々に祝福を授けたり、
先代の写真と自分の写真を見て、「どちらも自分だ」と言ったり、
本当にこの子、赤ちゃんなの~~!という態度が次から次へと飛び出す。

私は思った。この子、子供の身体した大人の俳優じゃないの~?、と。

そうでも思わないと、理屈がわかりません、この映画。
しかし、チベットの人って根底がおもしろいわ。
どこかほのぼのとした笑いがわき起こるのが、チベットキャラ。
毎朝雨がしょぼしょぼ降り、でも梅雨って訳でもなく、力のない初夏って感じのNY。
クスクスがベッドに来なくなって、2か月。
ベッドルームを夏バージョンにしてみた。

まずは窓を開ける。NYの古いアパートの窓はすきま風がつきもの。
ソーホーのオフィスでも窓際のデスクは寒かった。
アパートのベッドルームの窓は、閉めていてもカーテンがそよぐ強者で、
チャイ国タウンの旧正月パレードの色の紙みたいなのも入ってくる問題窓。
これの目張りをはずし、窓を開け、空気を入れ替える。
このシーズンが、あと3か月は続くんだ。ああ、嬉しい。

そして、ベッドを90度向きを変え、7年前にしていた北枕にしてみる。

掃除機で床やら、ドローワーの後ろも掃除する。
時たま、カチン、という音がして、何やらが吸い込まれる。
イヤリングとか指輪、じゃないよね、と心の中で祈る。

形のよいラルフローレンの化粧箱も、ティファニーのショッピングバッグも
埃まみれだったし、過去2年使わなかったから、今後もきっと
使わないだろうと、いさぎよく捨てる。

でもブックケースの中で、コスメポーチの横で、コイン見っけ!
へへへー、もうかった!
たまの大掃除、もうかりまっせ(つか、私の金なんだが)。
昨日で、イボ取り診察は最後だったはずなのに、
ツルツル顔のドクターはめざとくラストイボを見つけ、
例によって液体窒素のスプレー攻撃を行った。

「ドクター、痛い」。「ドクター、ああ~、痛い」。「痛~い!」。

これでドクターも日本語での「痛い」がわかったことだろう。
そして、今回でこのイボ取りは最後、らしい。

ここは皮膚科、女性なら聞く事は、イボ以外のことを聞きたい。

「ドクター、漂白のハイドロキノンもらえますか?」
「処方箋書いてあげるよ」
「ドラッグストアだと、120ドルもするんですよ」
「ジェネリックなら80ドルであるよ」
「私のいいたいことは、安価なハイドロキノン、病院だったらあるかな、と思って」

としたところ、タダで(やったー!)、新薬サンプルを出してきてくれた。

これはハイドロキノン4%と薄いステロイド、レチンが入った、トライルマ、という
たぶん日本未入荷のクリーム。

よし、涼しくなるまでに、顔、真っ白になってやるぞ!
イボ取りの痛いのも、もう忘却の彼方。