「本当の自分って、どんな人なんだろう?」
そんなことを考えたことはありませんか?
家ではこういう自分。
仕事ではこういう自分。
友達の前ではこういう自分。
恋人の前では、また少し違う自分。
私たちは毎日、
いくつもの「自分」を使い分けながら生きています。
心理学者のユングは、
社会の中で生きるために身につける顔を、
「ペルソナ」
と呼びました。
簡単にいえば、
人に見せている「社会的な自分」です。
しっかりした人。
優しい人。
いい妻。
いい夫。
いい母親。
頼れる人。
明るい人。
もちろん、
こうした自分が偽物というわけではありません。
どれも自分の一部です。
でも、
その役割を長く演じ続けていると、
いつの間にか、
「本当は私はどうしたいんだろう?」
が分からなくなることがあります。
本当は疲れているのに、
「大丈夫」
と言ってしまう。
本当は行きたくないのに、
「いいよ」
と答えてしまう。
本当は悲しいのに、
笑ってしまう。
本当は違う人生を生きたいのに、
「今さら無理だから」
と諦めてしまう。
そうやって、
周りが求める自分を生き続けるうちに、
自分自身の声が、
少しずつ小さくなってしまうことがあります。
でも、
人生のどこかで突然、
その声が聞こえてくることがあります。
「もう疲れた」
「本当はこうしたくない」
「もっと違う生き方をしてみたい」
一見すると、
わがままのように感じるかもしれません。
でも、
もしかするとそれは、
今までずっと奥にいた
本来の自分からの声
なのかもしれません。
私は鑑定をしていて、
その方自身が、
自分の魅力や才能に気づいていないことがよくあると感じます。
「私は普通です」
と言っている方の中に、
とても素晴らしい個性が隠れていることもあります。
反対に、
「こうでなければいけない」
という思い込みによって、
本来の自分とは違う道を頑張って歩いていることもあります。
だから、
たまには役割を全部外して、
自分に聞いてみてください。
誰にも褒められなくても、
何をしてみたい?
失敗しないと分かっていたら、
何を選びたい?
誰の期待にも応えなくていいなら、
どんな人生を送りたい?
その答えの中に、
今まで隠れていた自分がいるかもしれません。
もちろん、
好き勝手に生きればいい、
という意味ではありません。
人と生きる以上、
思いやりや責任も必要です。
でも、
人を大切にすることと、
自分を失うことは違います。
誰かの期待を生きるために、
自分の人生を使い切らなくてもいい。
本当の自分を探すことは、
どこか遠くへ行くことではありません。
新しい自分になることでもありません。
むしろ、
これまで身につけてきたものを少しずつ外しながら、
もともとそこにいた自分に戻っていくこと
なのかもしれません。
今日の智慧
「本当の自分は、つくるものではなく、
思い出していくものなのかもしれない。」
答えは、いつも自分の中にある。
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