「私は絶対、お母さんみたいにはならない」

「父とは違う人生を生きたい」

そう思っていたのに、

気がついたら、

似たような夫婦関係になっていた。

似たようなことで子どもを叱っていた。

お金の使い方や働き方まで、
どこか親に似ていた。

そんなことってありませんか?



私たちは、

顔や体質だけを家族から受け継いでいるわけではありません。

子どもの頃から見てきた、

夫婦の会話。

お金についての考え方。

怒ったときの態度。

人との距離の取り方。

「男はこうあるべき」

「女はこうあるべき」

「お金は苦労して稼ぐもの」

そんな言葉や価値観も、

知らないうちに心の中へ入っています。

そして大人になったとき、

それが自分の「普通」になっていることがあります。



実は心理学の研究でも、

親から受けた子育ての一部が、
自分が親になったときの関わり方と関連することが分かっています。

ただし、

親と同じ人生になると決まっているわけではありません。

影響はあっても、

人生はそのままコピーされるものではないのです。

ここに私は、

とても大きな希望があると思います。



家系から受け継いだものに、

「気づく」

ことができれば、

そこで初めて、

「私はこれを受け継ぐ」

「これは私の代で終わらせる」

と選べるからです。

たとえば、

我慢ばかりしてきた家系なら、

自分の気持ちを伝えることを始めてみる。

お金への不安が強い家庭で育ったなら、

お金について新しい考え方を学んでみる。

怒りで気持ちを伝える家庭だったなら、

言葉で伝える練習をしてみる。

そうやって、

家系の流れは少しずつ変えていけます。



最近では、

強いストレスやトラウマが次の世代にどう影響するのか、

遺伝子そのものではなく、
遺伝子の働き方に関係する「エピジェネティクス」という分野でも研究されています。

ただ、人間で「先祖のトラウマが遺伝する」とまで言い切れる段階ではなく、まだ研究途中です。

それでも、

家族の経験が、

子育てや価値観、生活環境などを通して次の世代へ影響することは珍しくありません。



私は人生を鑑定していると、

本人だけを見ていては分からなかったことが、

お父さん、お母さん、

さらにその上の世代まで見ていくことで、

「あぁ、ここから続いていたんだ」

と見えてくることがあります。

それを、

心理学では世代を越えたパターンとして見ることができますし、

スピリチュアルな世界では、

家系の課題やカルマという言葉で捉えることもあります。

呼び方は違っても、

大切なのは、

誰かを責めることではありません。



親にも、

その親がいました。

そのまた親にも、

その親がいました。

みんな、

自分が教えてもらった生き方の中で、

精いっぱい生きてきたのかもしれません。

だから、

「全部親のせい」

でもなく、

「全部自分が悪い」

でもない。

ただ、

自分まで続いてきたものに気づいたなら、

ここから先をどうするかは、自分で選べる。

私は、それがとても大切だと思っています。



今日の智慧

「受け継いだものは変えられなくても、
これから何を受け渡すかは選ぶことができる。」

答えは、いつも自分の中にある。





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