今日は、「心」について少し書いてみたいと思います。

人の心は、いつも穏やかではありません。

嬉しい日もあれば、
不安になる日もある。

悩んだり、
傷ついたり、
どうしていいのか分からなくなったり。

ときには、涙が止まらない日だってあります。

どんなに幸せそうに見える人にも、
きっと、その人にしか分からない苦しみがあります。

SNSでは笑っていても、
家庭や仕事、人間関係の中で、
誰にも言えない悩みを抱えていることもあります。

外から見える人生と、
その人が実際に生きている人生は、
同じとは限らないんですよね。

私も、相談者の人生やお悩みを鑑定させていただいていますが、

だからといって、
いつも心が穏やかで、
何が起きても平気というわけではありません。

私自身もプライベートでは、
何度も心が大きく揺れるような出来事を経験してきました。

悩み、
苦しみ、
ときには泣きながら、

そのたびに、

「私は何にこんなに苦しんでいるんだろう」

「何を手放せずにいるんだろう」

と、自分の心と向き合ってきました。



仏教には、

「諸行無常(しょぎょうむじょう)」

という言葉があります。

すべてのものは、
同じ状態のままではなく、
絶えず変化していくという教えです。

楽しい時間もずっとは続かない。

でも同じように、

苦しい時間も、永遠には続きません。

心もまた、同じです。

悲しみが来たら、

「こんな気持ちになってはいけない」

と追い払おうとするのではなく、

「あぁ、私は今、悲しいんだな」

と一度そのまま感じてみる。

そして、

その感情が何を教えてくれているのかを、
静かに見つめてみる。

そこに、自分を知るヒントが隠れていることがあります。



もちろん、

苦しみや悲しみは、
わざわざ求める必要などありません。

辛いものは辛いです。

でも、人生の中で避けられず経験したものから、

人は思いがけないものを受け取ることがあります。

自分の弱さを知る。

本当に大切なものに気づく。

人の痛みが少し分かるようになる。

そして、

誰かの苦しみに寄り添えるようになる。

そこから生まれるものの一つが、

「慈悲」

なのかもしれません。

自分が痛みを知っているからこそ、

誰かの涙を簡単に否定しなくなる。

それもまた、
人生からいただく大切な智慧なのだと思います。



私たちは誰もが、

「ずっと幸せでいたい」

と思います。

でも、もし毎日まったく同じ幸せが続いたら、

いつしか、それを
「当たり前」と感じるようになるかもしれません。

何気なく食べられること。

眠れる場所があること。

笑えること。

誰かと話せること。

今日も生きていること。

失ったり、苦しんだりしたときに初めて、

それまで当たり前だったものが、
実は当たり前ではなかったと気づくことがあります。

そう考えると、

人生の悲しみや苦しみは、

幸せを壊すためだけにあるのではなく、

今まで見えていなかったものに気づくきっかけ

になることもあるのかもしれません。

心が揺れたとき、

無理に強くならなくてもいい。

ただ、

「今の私は、何を感じているんだろう?」

と、自分に聞いてみる。

そこから、
また自分の心を自分のもとへ戻していけばいいのだと思います。



今日の智慧

「心が揺れることも、人生の一部。
その揺れの中に、本当の自分を知る気づきがある。」

答えは、いつも自分の中にある。



 

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