続き。
一番辛かったのは寝る前と夜中。

眠る時は体温が高くなって痒くなりやすいので、
やっと良くなった湿疹をかいて、元に戻ってしまう。


傷にならないように、これ以上広がりませんようにと。ずっとさすっていたので、いつも腕が痛かった。

でも、腕の痛さより何より
昨日より少し良くなった湿疹が
このかわきはじめた皮膚の表面が
またじゅくじゅくに戻らないように

なるべく早く、息子がすんなり眠れる日が来るといいなと思っていた。

夜中は途中で痒くて起きるので、傷にならないようにさすってあげていたので、いつも、寝不足でした。


あと少しで一日が終わる、寝かしつけの時、
いつものように息子をさすりながら考えるのは

これは、治るのか治らないのか
いつまで続くのか、いつか終わるのか

そしてどうやらこれは、
病院でも、どこにいっても言われる
【母親の責任でこうなっているらしい】という事。

なにが悪かったんだろう
どこからやり直せばいいんだろう。と

どうしても、物事を明るい方へは考えられない。

薄暗い部屋で、息子とふたり、
体力も精神力ももっていかれてしまう。

疲れたなぁ。
でも、私が悪いんだから、疲れたとか、もう嫌だとか、言えないなぁ。暗い顔もできないし、頑張らなきゃ。

と思うものの、気づけば涙がポロポロとでてきて、一人でよく泣いていました。


今思えば、この、私が悪いんだからという自分責めの思考は、一切必要なかった。

さらに、2020年の春分を超えた今
ここからの時代ではその思考、もういらない事もはっきりとわかる。

でも私たちは、子供の頃から大人になっても
ちゃんとしなさいとか、こうしないと大変なことになるよとか、

よく考えなさいとか、あなたの責任でこうなったとか、そんな事は言われた事はあっても

自分のミスで失敗した時に
【責めなくていいよ】とは、言われた事がないから、そんな風にはなかなか思えない。
当たり前のように、私もこの時はそんな事は思えませんでした。

次に続きます!