ホステルで働き始めて、1ヶ月と1週間が経ちました。

思うように業務がスムーズに進むわけではありませんが、少しずつ対応できることが増えてきています。

最初の頃は、システムの使い方も分からず右往左往していました。

でも今では、お客さんの要望に合わせて部屋の入れ替えや延長手続き、グループで予約している人たちのチェックイン対応などもできるようになりました。

朝の勤務と、外部清掃の問題

朝のシフトは主にチェックアウトと荷物の対応が中心なので、業務自体はそこまで難しくありません。

しかし、絶え間なく来るお客さんへの対応で、メールをしっかり確認できるタイミングを見つけるのが難しいのです。

それ以上に大変なのが、外部の清掃業者との連携。

オンタイムで清掃が完了することはほとんどなく、チェックイン時間が大幅に遅れてしまい、謝ることが日常になっています。

午後勤務も楽ではない

午後のシフトに変わっても、状況はそれほど変わりません。

グループ予約が一気に押し寄せ、パスポートや身分証の記録など、手続きに時間がかかります。

最近は満室状態が続いていて、特に「二段ベッドの下を希望する」お客さんが多く、正直対応に困ることもしばしばです。

「そこまで希望があるなら、普通の格安ホテルに行けばいいのに…」

そんな風に思うこともありますが、予算を抑えたい人が集まるのがホステル。

それもまた、この場所の現実です。

辞めていくポルトガル人の同僚

そんな中、夜勤専任で働いていたポルトガル人の同僚が今月末で辞めることになりました。

彼が寝過ごして遅刻した日のことを思い返すと、その理由がなんとなく分かります。

彼は以前、ホテルでフロント業務だけを担当していたそうです。

しかし、このホステルでは夜勤に加えて、朝食の準備まで任される。

人手が足りないとはいえ、それはさすがに負担が大きい。

「朝食は朝のスタッフが担当すればいいのでは？」と思うのですが、

その朝食担当も新人で、1人で回すのが難しい状態。

結局、夜勤スタッフが夜通し働いた後、朝食の準備まで担うという無理な体制になっています。

以前、それを訴えたのがベネズエラ人の男性スタッフでした。

しかし、彼は結局「辞めさせられた」。

ポルトガル人の同僚も、同じ道をたどると感じて別のオファーを受けたようです。

私はどうなるのだろう

こうして1ヶ月ちょっと働いてきて、今、私は少し立ち止まって考えています。

業務には慣れてきたけれど、職場の問題は山積み。

人が辞めても、仕組みは変わらない。

正直、まだ辞めるつもりはありません。

でも、この仕事を続けていくうちに、どこまで自分を削るのか——

少し冷静に考えてみる必要がありそうです。

🕊️ おわりに

辞めていく人を見送るたびに、自分の働き方を見直すきっかけになります。

ホステルという場所は、いろんな国の人と出会える魅力もあるけれど、

裏側では想像以上に人手不足とタスク過多の現実がある。

それでも、少しずつできることが増えていくのは、やっぱり嬉しい。

もう少しだけ、頑張ってみようと思います。

辞めていくポルトガル人の同僚と、ホステルの現実