私は人の兄弟話を聞いても痛みは感じない。
仲良しエピソードを聞くとうらやましいというより懐かしいと思う。
けれど一回り程年上の方が「今度妹と神戸に泊まりに行くねん」と言った時、ズシリときた。
妹が結婚して、特に子供ができてからは姉妹水入らずの時間は持てなくなった。
帰省した妹とゆっくり話したいのに、いつも子供達がまとわりついて会話さえもままならず、早く大きくなってくれと思っていた。
それでも夕食後に子供を親に任せて2人で数時間の外出ができるようになり、岩盤浴に行くのが定番となりつつあった。
子供達の成長につれ、飲みに行ったり旅行も行けるなと将来を楽しみにしていた。
だから年上の方の姉妹話は私が失くした未来を思い出させた。
人が亡くなるということは単にそこでストップするだけではなく、その人との未来までも失うということだなぁと悔しさを噛み締めた。