桜井恵麻のブログ『我が道すすめ!ε=(ノ^∇^)ノ』
ソウル一人旅、2日目のメインイベントは、DMZ(非武装地帯)のツアー
ずっと行きたかった場所で、最近見た로드 넘버원(ロードナンバーワン)
という、朝鮮戦争ドラマの影響もあり、ついに足を運ぶ決意をしました
DMZ(非武装地帯)は、南北朝鮮戦争の休戦時に決められた休戦ライン
南北2km内のエリアなんですが、通常は一般人は、立ち入り禁止なんです
なので、行く為には、国が許可した旅行会社のツアーに申し込みます
私は、中央高速観光 という会社の板門店&DMZ同時ツアーを選択
朝8時に明洞のロッテホテルに集合し、16時半解散という一日ツアーです
まずバス内で、日本語&英語で、これまでの朝鮮戦争の歴史の話や、
北朝鮮と韓国の情勢、そしてDMZ内での注意点などが詳しく話されます
沢山の厳しい審査を終えてDMZ内に入った後、最初に向かったのは、
北朝鮮が、南に進入するために掘った第3トンネル内の見学です
73m地下にあるトンネルへは、ヘルメットをし、モノレールに乗って入るので、
アトラクションのようですが、入ってみると、トンネルを掘るために使っていた、
爆弾を差し込んだ跡など、生々しく残っているので、背筋が凍ります
続いては、都羅展望台に行き、北朝鮮と韓国の境界線を目で体感
ここから先は撮影禁止ですという黄色いラインがあるので、は撮れませんが、
5,000Wを払って、望遠鏡で見ると北朝鮮の農民が見えたりします
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続いては、民間人統制区域内にある最北端の駅、都羅山駅内の見学
韓国内に、北朝鮮の地名が表記されている駅は、ここだけということで、
乗車場の案内看板には、평양방면(平壌方面)と標されていました
今は使われていませんが、南北が統一し、この鉄道が使えるようになると、
大陸をつたって、ヨーロッパまで鉄道で行ける様になるみたいです
その後、臨津閣(イムジンガク)に行って、プルコギランチをしてプチ休憩
食事後は、バス出発時刻まで、近くをぐるりと自由に散策しましたよぉ~
平和の鐘や、捕虜が渡り自由の身になった自由の橋があったり、
あと見応えがあったのが、戦争後取り残されて約60年間放置されていた
鉄道の車体これ実は、日本の会社が作ったもののようですよぉ
何だか、休戦してからの時の長さを感じられる鉄道車体でした

その他、平和南北統一を願うリボンがずらりと沢山並んでいたので、
私も1,000W払って、南北統一の願いを書いてきました
続いては、一番の見所の板門店建物が軍事境界線の上にあるので、
一歩踏み出せば、すぐに北朝鮮という、一番緊張感が走る場所です
入る前、何が起きても自己責任…というような文章が書かれた紙にサインして、
みんなで2列にならんで、JSA(共同警備区域)に移動しました

韓国側の軍人が、サングラスしているのってアメリカ兵の影響で、
お洒落なのかと思ったら、北朝鮮の軍人と目があって闘争が起きないように、
という配慮なのだそうです…この場所のシリアス感が伝わりますよね
建物の中限定でしたが、北朝鮮側に数分間滞在することが出来ました
その他にも、数箇所を回った盛りだくさんのツアーで、最後はガイドさんから、
いまだに南北に離れている離散家族の現状など、戦争中韓国
そういったことが今はない日本の幸せと平和を大切にしてください…という話で
締めくくられ、沢山戦争について考えた、大満足のツアーでした
…つづく