夜公演の入場までの時間は、いつものように腹ごしらえ。
隣にあるビル(大阪歴史博物館)に、レストランが入っていたので、
そこを使えば、楽でいいなーと思っていました。
しかし昼公演が終わった頃には、営業が終わっていた。
実は資料館自体が、17時で閉館だったのでした。
ちゃんと調べておかないとダメですね(汗
仕方がないので、最寄りのコンビニを調べたら、意外と遠かった。
だんだん面倒臭くなってきて、
「このまま食べずに夜に挑もうか」とも思ったのだけど、
やっぱり「空腹のままはきつい」と思い直し、素直に歩きました(^_^;
客席に電波が入りませんし、ホール内に喫煙所もないしで、
よく考えたら、いつものように早く入場・着席しても、
仕方がないところがありました。
結局、夜公演の場合は、入場したのが40分前、
席に着いたのは15分前と、
これまでに比べると、それぞれ外で過ごす時間が長かったです。
夜もLovelysのO.A.を経て、本編が開始となりましたが、
特に、昼と入れ替わっていた曲はなかった。
もっとも、先日のアンジュルム同様、
元々の中身が大変魅力的だったので、
不満は一切感じなかったです。
面白いと思った映画が、何回見ても面白かったり、
再見時に改めて気付く箇所があったりするのと、
近い面があるのかなあと思いますね。
折角なので、昼の記事で触れ損ねた曲について書くと、
『きっと私は』と『ナセバナル』は、
僕がグループ初拝見となった、昨年7月のリリイベで、
「新曲」として披露されていたものでした。
当時は、こぶしファクトリーについて、
メンバーも曲もろくに知らないまま、なんとなく参加したので、
グループの中で、最初に覚えたのはこの2曲。
どちらも、生で聴くのはあの日のリリイベ以来だったので、
なんだか妙に嬉しかったです。
『きっと私は』は、フルサイズではなかったのが残念でしたが、
特に好きな部分である、
野村みな美さんの、落ちサビでのソロパートは聴けました。
またサビの部分に関しては、歌詞に「空」が出てくるためか、
1番・ラスト共に、モニターがステージの映像から切り替わり、
「青空を映し出す」という演出がありました。
『ナセバナル』のほうは、
一旦無音になるタメの場面が、大サビのラストにあって、
CDだと1秒程度なのですが、この公演では大変長くなっていました。
その分、再び歌い始めた場面での開放感が凄かったです。
音源に比べて、あまりにも長かったので、
初聴だった昼公演では、
一瞬、音響トラブルかと思ったのは内緒です。
『シャララ! やれるはずさ』は、前半でも感想は書いたんですけど、
書きそびれたことがあり、実は昼公演では井上玲音さんが、
ソロパートを1ヵ所飛ばしていました(^_^;
東京公演のほうだと、和田桜子さんが、
落涙で歌えなかった場面があったみたいですが、
今回の井上さんは、別に泣いていたわけではなくて、
メンバーとわちゃわちゃし過ぎて、忘れてしまったようです(笑)
それはそれで、「生歌」のライブならではだったんですが、
一番好きな曲だけに、ちょっと残念でもあった。
夜公演では、飛ばすことなく完璧に歌っていたので、
良かったなあと思いました(^_^;
あと、「どの曲が」とかではなく全体的にですけど、
夜公演は、昼公演に比べてメンバーの歌声が大きくて、
より迫力があったように感じました。
グループの名前が名前だからか、歌い方が全員独特なので、
連続の公演だと、逆に声が掠れる面もあるかと思ったけど、
そういう面は、全くなかったですね。
ちなみに、こぶしファクトリーに関しては、
贔屓気味のメンバーも、居るは居るんですが、
まだ他グループのように、
明確に「推し」レベルの人はいない僕。
むしろ、5人共が大変好印象なので、
今までファンになった中では、一番「箱推し」に近い感覚。
それもあって、この日は完全な均等とまではいかないけど、
全員に、それなりの時間視線が行っていました。
単純に、モーニング娘。やアンジュルムと比べて、
圧倒的に人数が少ないというのも、あるとは思いますが。
MC部分は昼公演同様、リーダーの広瀬彩海さんが、
他のメンバーに意気込みを振る内容でしたが、
答えていたのは、昼と同じく野村さんと和田さん。
昼は和田さんからでしたが、夜は野村さんが先でした。
夜は、浜浦彩乃さんと井上さんなのかなあと思っていたので、
意外に思ったのだけど、
東京公演のほうで、訊いていたんでしょうかね。
細かい内容については、残念ながら思い出せないのですが、
野村さんが、「私は言葉のチョイスがおかしい」と前置きしていて、
笑いを生んでいた記憶があります。
アンコール時の挨拶では、和田さんは昼と同様、
4公演では物足りないことや、
是非またやりたい旨の話をしていた。
更に夜の場合は、
「ハロコンの日に、朝公演としてやらせてもらおう」的なことを言って、
「リハはいつやるのか」と、
またもや広瀬さんに突っ込まれていました。
年長の筈の野村さんが、ぶっ飛んだキャラクターなこともあり、
井上さんの次に年少な和田さんには、
しっかりしているイメージがあったのだけど、
実は、結構恍けた一面があるようですね。
浜浦さんは、和太鼓のパフォーマンス時についての感想。
披露する場面では、1人だけ上の段なうえ、
場合によっては後ろを向き、見えないこともあるので、
不安があったそうです。
上は東京公演時の写真ですが、
大阪公演だと段差が高くて、距離はもっと遠かった。
それでも、「みんなが合わせてくれる」と信じ、パフォーマンスしたと、
メンバーへの強い信頼を口にしていました。
尚、挨拶中の浜浦さんは、声が少し震えていて、
涙腺が怪しくなっている節がありましたが、
煽る客席に対して、「泣いてない!」とキレ気味に否定(^_^;
モニターでは、「ほれほれ、泣かんかい」と言いたげに、
顔を異様にアップで映したりしていて、
個人的には、そちらのほうがツボだった(笑)
実際には、最後まで落涙はしませんでしたが。
井上さんは、「自分で言うのもなんですが」と前置きした上で、
「私たちは、凄く努力してきたと思う」、
「努力が報われないなんて絶対に嫌だった」と発言。
それだけに、ホール公演が実現したことが、
本当に嬉しかったとのこと。
コメントの中では、「私たちの力だけで実現したわけではない」と、
スタッフやファンへ、感謝の思いを述べてもいた。
そのうえで、「皆さんに見せて頂きたい光景や、
皆さんを連れていきたい場所が、まだまだある」と、
更なる飛躍を誓っていました。
あと、細かいタイミングまでは忘れたけど、
井上さんのコメントの途中で、広瀬さんが突然後ろを向き、
暫くそのまま…という場面があった。
おそらく、井上さんの言葉を聴いて感極まり、
泣いてしまったのだと思われます。
野村さんは4公演の中で、毎回思ってたことがあったらしく、
それは「この広いステージを、自分たちが自由に使える」。
嬉しくて、1曲目の『これからだ!』の度に、
いつもテンションが上がっていたようです。
ただ、「言葉のチョイスがおかしい」野村さんは、
「好き勝手に踊っていいんだと思ったら…」等の形容をしてしまい、
他のメンバーから、総突っ込みを受けていました(笑)
浜浦さん、井上さんからの流れで、
感動的な空気に傾いていたステージ上ですが、
野村さんの挨拶で、一気に和やかになったのでした。
広瀬さんは、ホール公演を最初に目標として掲げたのは、
2016年だったという内容から始まり、
「実現するまでには、本当に色々なことがあった」、
「本当に紆余曲折あって、今ここに立っている」的な言葉が続いた。
更には、「普通のアイドルグループだと、
10年であるかどうかのことが、1年で次々に起こった」
みたいなことまで言い出した為、
客席は、大変な笑いの渦に包まれたのでした(^_^;
僕も、思わず笑ってしまった1人ですが、
広瀬さん的には、受けを狙ったつもりはなかったようで、
客席の反応に対し、「いや、笑い事じゃなくて…」と返していました。
でもその真面目な返しが、余計に笑いを誘った。
確かに本人たちからすれば、
当時は、到底「笑い事」ではなかったと思いますが。
とりあえず、当初が順風満帆だっただけに、
「色々なこと」がなく、その勢いのまま行けていれば、
3年もかかることは無かったのではないか、との気持ちがあるらしい。
一見、「色々」をやらかした元メンバーへの批判にも思えますが、
広瀬さんが言いたかったのは、自身の至らなさへの後悔で、
「もっとリーダーとして、ちゃんと出来ていれば…」
という思いがあるようでした。
その後も話は続き、ホール公演という目標が叶った今、
次に目指すのは、「やっぱりあそこ」だと話し、
大いに盛り上がる客席。
しかし、来年はオリンピックで使えない為、
「来年は、ホール公演をツアーとして出来るようになりたい」、
「そして再来年には、必ず日本武道館での公演を実現させる」と、
最後には、はっきりと名前を出し宣言していました。
更には、「私たちの最終目標は、ドームツアーなので」と、
その先の意気込みまでも語りました。
冷静に考えると、ドームでのツアーというのは、
今のモーニング娘。ですら、出来ていないことですが、
それくらいの心意気で、躍進を誓っていたのは、
大変心強く感じたのでした。
その後は、昼同様にアンコールのラストとして、
『辛夷の花』を披露したのですが、
ここで広瀬さんと和田さんが、ついに落涙。
2人共、ヴィジョンにその様子が抜かれていましたが、
和田さんは、東京でも大阪でも、
涙を堪え切れなかったことになりますね(^_^;
先日のリリイベ時には、
リハーサルでも泣いていたと暴露されていたし、
本当に思いが強かったんだなあと思った。
それで、この公演も本当に終わり…かと思いきや、
メンバーが退場した後、客席からはダブルアンコール。
既に明転している中で暫く続いた後、
5人が再登場していましたが、
どうやら、本当に予定されていなかったようです。
5人は、大歓声の客席に向かって口に指を当て、
「シーっ」のジェスチャーをした後、
肉声で「ありがとうございました!」と挨拶。
その後には、「こぶし最高」と何度もコールする客席に対し、
やはり肉声で「こぶし組最高!」と返し、
これで本当に夜公演が終了。
時刻は、ホールの時計で20時9分。
開始からは、約130分が経っていました。
充実した内容で、大変な盛り上がりとなりましたが、
最初に書いたように、
今回はツアーではなく、あくまでもほぼ単発の扱い。
曲もメンバーも、大変魅力的なグループだけに、
「ツアー」として、毎回ホールで見れるようになればいいなあと、
心から思いました。