こんばんは~。ハルヲですpんぎん


何事も無かったかのように、後半スタートしま~す。


サバイバーズ・ハンドブック―性暴力被害回復への手がかり/性暴力を許さない女の会

¥1,470
Amazon.co.jp


この本のもう一つすばらしい点、

それは、3章の「ケア/サポート」です。



暴力に遭うと、パニックに陥ります。


それが、わかりやすいパニックか、

心が凍り付いて何も感じられなくなる

パニックかは人によりますが、

誰でも多かれ少なかれ、パニックに陥ると思われます。





そして、私達は通常、「バランスよく」何かを信じられています。

でも、被害に遭うと、そのバランスが崩れてしまいます。


なぜなら、自分が今まで信じていた世界が崩れるからです。





信じていた人は信じられない人になり、

安全だった世界は、恐ろしい世界に変わります。





精神科医の小西さんが、DVにあった直後の被害者の心理を

「車の沢山走る交差点に一人で立っているようなもの」

に例えていらっしゃいました。

考えただけで怖いですよね。





この本では、そんな心理状況にある人に向けて、

「そんな風に感じるのは当たり前ですよ」

「自分を責めないで。あなたは悪くありませんよ」と

メッセージを発信しています。




いつまでも立ち直れない自分を責めたりと、

「回復」への道は平たんではありませんが、

読む度に自分に向けて発せられた言葉に気付くと思います。







そして、特筆すべきは、

「周囲の人たちへ」という章です。




被害を受けた周りの人も、自分の大切な人が傷つくのを見て、

平気なはずがありません。



しかし、

「自分の怒りや悲しみをだれにぶつけたらいいのか。」

「自分が怒ることによって、被害者の人が気を遣うのではないか。」

「いったいどれくらいの時間が経ったら、彼女は回復するのか。」

「告訴したいけど、彼女はイヤと言っている。どうしたら・・・?」





まるで自分が傷つけられたように感じる人もいるでしょうし、

本当に色んな感情が湧き上がってきます。





「性暴力を許さない女の会」では、今までの相談の内容から、

周りの人がどうしたらいいのか、

被害にあった人をこれ以上傷つけないために、

回復へ導くために、そして、

サバイバーのために周りの人が出来ることを教えてくれています。




実際に、自分が被害に遭った人が周りの対応に傷つけられたため、

この本の「周囲の人へ」の章をコピーして読んでもらったところ、

自分の心理にすごく理解をしめしてくれるようになったという

話を聞いたことがあります。




彼女のように、被害に遭って、自分の感情もままならないのに、

それを客観的に理解してもらおうとするのは至難の業です。



そんなとき、この本のように、

被害者心理を説明してくれている本があれば、

自分の感情だけではなく、周囲の人にも理解を持ってもらえるんですね。







最終章には、お役立ち情報と題して、

色々なケーススタディ(子どもが被害に遭った場合・セクハラ・

DV・ストーカー・キャンパスセクハラ)が掲載されていたり、

心と体のケアについて、カウンセリングや病院が紹介されています。


また、護身法や、相談グループリストも掲載されています。




まさにALL in ONE ですね。








すべての学校の図書館に一冊、常備してほしい本です。




以上、サバイバーズハンドブックの紹介でした好


性暴力を許さない女の会HPはこちら