安藤選手の記事がありました。

[朝日新聞] 美姫再生 涙の棄権 引退考えた半年

2季前のフィギュアスケート世界女王、安藤美姫が
引退も考えた失意のオフから明るい表情で氷の上に戻ってきた。
2連覇がかかった今年3月の世界選手権で
涙の途中棄権をしてから半年。
15日まで3日間、横浜で開かれたアイスショーでは
昨季までなかったしっとりとした踊りを見せ
10年バンクーバー冬季五輪のプレシーズン開幕へ向け
レベルアップした姿を見せた。

世界選手権のフリーでは、左足を痛めたまま演技を始め
途中で涙ながらに審判に棄権を申し出た。大会後、
「ケガも多いし、こんな選手だからスケートをやらない方がいい。
もう嫌です。ありがとうございました」
と、コーチのニコライ・モロゾフ氏に告げた。
古傷の右肩痛にも悩んでいた。引退を真剣に考える日々が続いたというが
親やコーチ、会社の上司ら周囲の励ましで気持ちが切り替わった。
「いろいろな方と話をして、自分を信じてくれる人、
力を貸してくれる人が1人でもいる限りやっていこう」


オフに病院で肩の検査をして、様々なリハビリに取り組んだ。
新プログラムも決まった。14日のショーでは新しいショートプログラム
を国内で初披露。映画「SAYURI」に使われたスローなワルツ曲。
ずっとしてきた肩のテーピングを、ようやく外して演技ができた。

ジャンプでは、「今季は完成型に持っていきたい」と話す4回転に加え
トリプルアクセル(3回転半)にも興味を持ち始めた。
まだ、やっと着氷で立てるようになり始めた段階だが
「前向きに跳ぶから怖い。でもやって損はないから、ちょっとずつやりたい」
と気持ちは前向きだ。

「今季はバンクーバー五輪につながるような演技をしたい。
結果うんぬんじゃなくて、意味のあるシーズンに。」

初戦はグランプリ(GP)シリーズ開幕戦
10月24日からのスケートアメリカだ。