先日、前のブログで書いた例の”面倒くさいチャン”が面倒くさい仲間を連れスタジオにやってきました。

より正確に表現すると・・

そんな面倒くさくないデザイナーが、ものすごく面倒くさいスポンサーを連れやってきました。

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月曜日の午前11時・・・静寂を打ち破り・・・

びゃんびょ~ん!!!!!!!!(普段はピンポーンですがこの日はこの様に聞こえました)

やって来たはデザイナー、そして、後ろから出てきたのは例の面倒くさいスポンサーァァ!!(略称=くさいサー)

始まりました!”第一回くさいサー会議”(注:開催地は那覇では御座いません)


まずはサンプルチェックがはじまりました。

デザイナーはキャッキャ喜んでいます。対して、くさいサー・・「は?なんでこれがこの値段なの?」と、早速攻撃を開始されたようです。

デザイナーが気まずい顔で説明します。

くさいサーしぶしぶ・・

「時間が掛かるのは分かったから!じゃ、安く作る方法教えてよ!」 

ありますよ~!!(悪)

じゃ!ポケット無くして、スリット無くして、パネル無くして、ステッチ無くして・・・無くして×38!

隣ではデザイナーの叫び声が・・

「いやや~いやや~・・・いやや~×38!」

こちら側の攻撃終了。

・・・

まーまー、座って話しましょうよ!ジュースのむ?

くさいサーが話し始めます・・

実は彼女、洋服の販売業を長くやっていました。どんなショップかは聞いていませんが、おそらくあまり高くない商品を扱っていたようです。その経験から考えるとこのブランドの値段は相当高くなります。こちらのショップはマージンを日本より高くとります。

たとえば、1万円で卸したら、売値は2万5千~3万ぐらいになります。

もっと例えると・・シンプルなトップを10枚ロンドンで作り、こちらのショップに卸すとなると・・

生地代=7ポンド
縫製代=18ポンド
デザイナー取り分=25ポンド

卸値=50ポンド

売値=150ポンド!

ざっくりとした数字ですが、ちょっと例えるために書いてみました。まだまだいろんなのが含まれますが・・

小さなブランドでは低価格な服はつくれません!

値段は物の価値です。

価値はお客さんが決めます。

でも、価値は作り手、売り手が作ります。

僕はこう思います。

服を作る=価値を作る

ざっくりしすぎて分かりづらいと思いますが。

・・・

ちょっとまたまた次回に持ち越してもいいですか~??

時間が~!!