戦争が勃発してかなりの時間がたってますが、少し時間をさかのぼりながら書いてみます・・・
先月から僕は工場のマネジャーの職を下り、その後任としてブルガリアの縫製工場一族出身の
おばちゃんがはいりました。
ずっと工場が長いので、それなりの知識と自信があります。性格もなんでも思ったことは言うタイプです。
僕にとっては非常に仕事もやりやすく、話やすいおばちゃんです。
しかし・・・ポーランドの狂犬達は・・・・入社早々吠え出します。
特に、今かなり大口の仕事が入り、仕事の流れも、人数も違います。
ほぼポーランド軍が占めており、ブルガリア、イギリス、日本勢は劣勢です・・・
仕事の流し方は細かく縫いの工程を分け、時間配分を決め、決められた時間に決められた数をこなす
ように設定しています。
なので、おばちゃん連中はかなり追われて、いらだってます。
そして、その間にブルガリアのおばちゃん(省略=ブルさん)が容赦ない品質チェック!
「これ2ミリ小さくない?」
「は?2ミリ?なんば言っととかい?あっとる、あっとる!!せからしか!」
・・・・
「なんで私が言ったやり方で縫ってないの?」
「こっちのほうがよかと!縫いばしらんくせに!そぎゃん、言うならやってみせんね!」
・・・・
「もう一つの工程もやってくれます?」
「は?あた、ポーランド人にばっか、むずかしかこつば、させとらせんね??!! ブルガリア人はロック
がけとか簡単なこつばっかじゃなかね!は?そら、差別だろが!?」
・・・・・
そして、戦局は悪化していきます・・・
先週、また同じような感じで言い合い始め、それがエスカレートしたので、
オーナーが出てきて仲裁に入りました。
でも、ポーランドのおばちゃんがやめません。
オーナーも「ちょっと、だまりなさい!」と強めの口調で言うと・・・
おばちゃんは泣き出しました・・・・
オーナーもあわてて外に連れ出し、なだめます・・・
おばちゃんが言うには、ブルさんが自分の意見を聞かないそうです。
そして、その数日後、もう辞めるとオーナーに言ったそうです。
明日はおバちゃんの最終日です。働き始め3年になります。
最近の工場の雰囲気は良くないです。
僕にも原因があります・・・
おバちゃんたちの間に入り、話を聞きますが、お互いにもう引きません・・
合わないもの達がすべて抜けないと、もう落ち着かない状態になってます。
今日はブルさんが
「こんな状況じゃ体が持たない」、と言ってました。
もっと僕が間に入るべきなのでしょうか・・・