数ヶ月前に作った、オリンピックの開会式用のコスチューム・・・


先日の開会式でよく分からなかったんですが、なかなか良いところで使われていたようです。


選手入場のときに各国の選手の前を歩く子供が着ていたようです。


これが作ったときの記念写真。後でオーナーのお母さんがプリントアウトして配ってくれました。


旅する縫製工場日誌

インドに紛れ込んだ女の前に歩く女の子が着てるのが!!


いや~良いショットです。


旅する縫製工場日誌

130着は作る道のりは長かったです・・・


大まかなデザインからパターンを作り、修正、そして修正・・・・


サンプルは3着ぐらい作りました。


生地が届かず、しかし、納期は変わらず・・・土日出勤で作ります・・・


写真では分かりませんが、前と後ろに35本のシャーリングが入っています。


その後になぜかシャーリングを少しカットし、手刺繍を入れました。


ぶーぶー言われながら、なんとかかんとか出来た洋服です。


オリンピックではないなら取らなかった仕事です。


ま、でも世界中にテレビでこうして写って、インド人にまぎれた女と一緒に移るドレスが、今後何十年先も


残っていくと考えるとうれしいですね。


いろいろと考えさせられる服作りでした。


あまり関係の無いことですが、裁断が間に合わなかったので、デザイン会社の女の子が手伝いに来てくれ


ました。


そのときにいろいろ話をする中で彼女が言った言葉があります。


「縫製工場はクリエーティブじゃないから働きたくない。」


と、言われました。


なるほど・・・・じゃ・・・クリエーティブならいいんですね!!!