旅する縫製工場日誌


イギリスも日本と同じく閑散期は10月です。が・・・先月は比較的忙しく、そして、今月が少し暇になっています。


仕事が無くなりかけるときは、オーナーのブランドの洋服をつくったりしますが・・・数が少ない・・・


オーナーいわく、閑散期は仕事が無くても縫製工員さん達にお金を払って彼女達を工場に


つなぎとめていたそうです。


先日は仕事が少なくなったので、一人のおばちゃんにメールをして休みを取らせることに・・・


その旨をつたえると・・・


「クリスマスが近づき、国に帰るので、お金を少しでも稼ぎたい。仕事が休みになるのは困る」


との事でした。


もうひとりのおばちゃんは先週話をしたら、


「仕事がないなら他の工場ばさがすけんね!」


とのことです・・・日本とは少しちがうようです・・・


さて、


今日は少し時間が出来たので・・・・前々からやろうと思っていた・・・ミシンのモーター交換です!!


ちなみに、基本的にイギリスにあるミシンはほとんどがクラッチモーターです。


サーボモーターもあることはありますが・・英語でサイレント・モーターといいます。


こっちでは自動糸きり、や針落ち位置などの機能が付いているのは本当に少なく、


サーボモーターはただ単に


「静かで、省エネです!」的なことだけのようです・・・


でも、クラッチモーターと違い速度が安定しており、スタートと止まりもクラッチと比べてかなりましです。


とくに、パイピングや、三巻ラッパ専用に一台のミシンを使っていますが、これもクラッチモーターのため、


よくパンクします・・・


ので、このミシンのモーターを交換しました。


ちなみに、以前、ブログでスカーフのふちを三巻するためのアタッチメントについて書きました。


そして、いろいろと検討し、スイセイの回転式の2.8ミリの三巻ラッパを購入するとこにしました。


そこで、いつもAPCでお世話になっている熊本は八代のミシンなどを販売している(有)チューリップ


平井さん夫婦に電話をかけ、注文し、送ってもらいました!!!


無事100枚のスカーフも納品することが出来ました。ありがとうございます!


一緒にオルガン針も送ってもらい、こっちの針で対応できなかった糸引きが発生する生地も、


オルガンのDB-1 SFを使ったところ糸引きがほとんど発生しませんでした!!


KNはありますが、SFはロンドンのミシン屋にいっても知らないとのことでした・・・


いや~日本はすごい・・・・!!


ちょっと長くなったので続きは後日アップします!


すいません・・・