
撮影ロケ出張で、
姫路駅の日航ホテル8階から。
もうこんな時間に右側の壁が、
ドンドンドンドン うるさくてさ、
さっきから気になるな。
つーか、このフロアは、
シングルだっつーのw
もう、他でやってほしいよ。
さっきまで、
独りで姫路駅の歓楽街にくり出して、
ちょっといいカウンターバー見つけてね、
3杯ほど頂いて
いいキブンだったのに。
こじんまりして、
ウォールナットの粋な作りのバーで、
カウンターには先客が一人いて。
バーテンとの話に、
ふと耳を傾けてた。
で、チラッと見るとさ、
うわーっ
モノホンなカンジの
お方じゃん。
「アイツいつ出て来れるんやろなぁ...!」
なんてお話中だな。
「そーですなぁ、大したこと無いとええですなー」
なんてバーテン。
ヤバいよな、
誰かムショにでも入っちゃったのかなぁ?
それとも奥様が入院でもしちゃってんのか?
まぁ知らない街でさ、
怖いお方とは関わりたくねーもんな。
くーっ兵庫県と言えば、メッカじゃん!!!
ここはまっすぐに、顔はキープで、
そんな時,突然バーテンが、
「お客さん、どちらからですのー?」
なんて僕に振るなっつーの!
怖いお方のお顔がよぉ、
微かにコッチ向いたのを見逃さないよ。
「東京です。シゴトで...。」
「へぇー姫路までなんて、ほんまに珍しいですなー」
「あはは、まぁ。」
とりとめの無い話で、
ケムに巻くしかないよなぁ。
その時!
「東京はどちらで?」
芯のある声がバーに響いたのさ。
きたーっ、知らない街での
お約束の会話パターンじゃんか。
あーっ地元のフリしけば良かった...。
顔を見て確信したね。モノホンだ。
眼力がハンパじゃねーもん。
スーツの糸が
ちょっと光ってるもん。
「ご存知ないと思いますけど、
吉祥寺というところで。」
「あーっJRのぉ?」
ヤバイよ、話が繋がりそうだぁ。
どーするのっ!
田無とか
言っとけば良かったよぉぉぉぉぉ!!!
でなんか話聞いてみると、
たまに来るらしい、東京に。
六本木とかヤケに詳しくて。
西麻布の有名な焼き肉屋とかも知ってて。
まぁそーとー高級店だけど。
シゴトとかの話は一切しないからさ、
お互い。
まぁそれがキモチ良かったりもして。
でなんか以外に面白いお方で、
結構あっという間に時間が経っちゃって。
3人でトライアングル状態で、
ポンポンお話が弾むのよ。
ホントこーいうのって、
旅の醍醐味だよ。
お店は12時までだったんで、
3杯で席を立った僕。
そのお方は飲み足りないよーで、
次も誘われたんだけどさ、
明日早いからって遠慮した俺ね。
いい笑顔で
「ほな、また会いましょう!」
ってモノホン。
まぁ二度と会わないとは思うけど、
なんかカッコいいよなぁそういう物言いが。
さっきまで知らないモノどおしだった
僕たち3人が、
立場も明かさないで共有した2時間。
だからフラットに想いを話せたりしてね。
以外に、
忘れられない夜を頂いちまったなぁ。
けど、最後まで聞けなかったけど、
ホントにモノホンだったのかな?
バーテンが全くシゴトに
触れなかったってことはさ、
たぶんそうだと思うんだな。
キケンすぎるぜw
あーっ未だにガンガンしてよお隣さん。
こんなんだったら、
あのモノホンに着いていけばよかったかもなぁ。
今頃チョー高級キャバクラとかで、
豪遊だったかもw
けどさ、変に気に入られたらヤバいよなぁ。
俺さ昔からそれ系の人にも、
好かれちゃうしw
素性がばれてさ、
「うちの組のポスター作ってくれっ!」
なんて発注きたら、困っちゃうよなぁ。
どっちにしろ姫路の夜は、
あーあなのか....w