■平和へ続く一日

 

 

ただ静かに、いつもと

変わらない日常が

 

 

そこにあることの

ありがたさと

奇跡を思う。

 

 

終戦の日。

 

 

 

母校である中学と

高校の間にある坂道。

 

 

四半世紀過ぎても

変わらない懐かしい景色です。

 

 

8月15日が何の日か

知らない人が

ずいぶんと増えたそうです。

 

 

私の学生時代は

お盆になると戦争に関する

ドラマやドキュメンタリー番組が

たくさん放送されていました。

 

 

最近はあまり目にしなく

なりましたね。

 

 

今日は78回目の終戦の日。

 

 

この時期になると

戦争に行っていた祖父の体験・・・・・・

 

 

戦時中の話や

戦後の引き上げの

苦労話を、祖母や叔母、母から

聞かされました。

 

 

目の前の軍艦が攻撃を受け

後ろを航行していた船に

乗っていた祖父も

死を覚悟した話。

 

 

家族との面会で、祖母のおはぎを

ほおばったその時に

召集がかかり、吐き出して

駆け付けたこと。

 

 

おはぎを作る砂糖を

手に入れるため

祖母は大変な苦労をしたそうです。

 

 

ようやく迎えた終戦、

帰る途中の駅で薬を飲まされ

意識を失い、気づけば

食料も所持金も何もかも

盗まれてしまったこと。

 

 

子ども心に、戦争の怖さ、

悲惨さ、平和な日々への

感謝など、様々な想いに

包まれたものでした。

 

 

何よりの反戦行動は

こうして伝え続けること、

風化させないこと。

 

 

この静かな空が

この先も続いてゆきますように。

 

 

いつまでも穏やかなままで

ありますように。