■おいしさの記憶
こんにちは♪
起業女性のみなさんに
文章づくりの楽しさをお伝えしたい
ライター＊うちはしまいこです
お誕生日に、有田焼の
フィルターをいただきました。
これがすごい♪
直接、挽いた粉を入れて
珈琲を淹れればいいのですが
まあ、おいしくなるなる♪
私の中で「最高級」の珈琲豆も
もちろんのこと
スーパーで適当に買った豆も
なんなら、ドリップパックの
袋を開けて粉だけ取り出し
コーヒーを淹れてみても
（これは珈琲とよびたくない）
まろやかになって
おいしくなるやん♪
味覚がおおざっぱなのか
何を食べても、何を飲んでも
「おいしい！」と思える
ある意味しあわせな私ですが
それでもちゃんと違いが
わかります。
いやあ、これはうれしい！
↑
こんな箱入り♪
コーヒーとのお付き合いは結構長く
子どものころから飲んでいた
記憶があります。
インスタントコーヒーでしたが
牛乳をたっぷりと入れた
ミルクコーヒー。
朝ごはんにトーストと一緒に
食べていたのは、記憶している限り
５才くらいだったかなと思います。
私のコーヒーの歴史、
実はもっとさかのぼるのです。
母の父、つまり私の祖父が
コーヒーが大好きな人でした。
祖父母の家に遊びに行くと
きまって大きなマグカップで
たっぷりのミルクコーヒーを
楽しんでいた姿がありました。
その祖父も、コーヒーを
たしなむようになったのは
母が嫁いでからだったようです。
「私がお嫁に行って、久しぶりに
里帰りをしたある日、
お父ちゃんがコーヒーを
飲んでいたのよ。
時代は変わったなあと
しみじみ思ったものだわ～。」
いつだったか、母がそう
話していたのを憶えています。
戦争から無事に帰還したものの
元の仕事に戻れなくなって
大工になったという祖父。
働いても働いても
暮らしはなかなか豊かにならず
慣れない仕事も手伝って
かなり苦労をしたそうです。
中学生のころの母のお弁当は
白いご飯にめざしが一匹。
恥ずかしくて隠しながら
食べていたと、笑っていました。
「そんなお父ちゃんが
お金持ちの象徴みたいな
ミルクコーヒーを
飲んでいたのは衝撃だった」
と、しみじみつぶやいていた母。
我が家のコーヒー好きのルーツは
ここにあったんだなあ……。
認知症も手伝って
味覚が怪しくなってしまった母も
牛乳とお砂糖がたっぷり入った
ミルクコーヒーだけは大好きで
自宅で介護をしていた頃は
毎朝、毎晩、「コーヒー！」
と催促されていたものです。
施設への入所が決まったときも
いちばんに用意した荷物は
いつものインスタントコーヒーと
スティックシュガーの束、
ミルクパウダーでした。
そして、ふと気づいたこと。
子どもに還っている母にとって
甘いミルクコーヒーは
大好きだった「お父ちゃん」
なんだって。
お母さん、今日も
コーヒーは飲めましたか？
「お父ちゃん」と一緒に飲むのは
まだもう少し、先の楽しみに
とっておいてね。
私も今日は久しぶりに
ミルクをたっぷり入れた
コーヒーを飲もうと思います。
今年も始まります♪
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