■モノには必ずストーリーがある
vol.950
大分のお菓子「ざびえる」。
大分では超有名な
お菓子なんですってね♪
ほっこり白あんが
なんともやさしい甘さ。
南蛮という表現が似合う
独特の風味に
すっかりはまりました。
でも、最もココロひかれたのは
味ではなかったのです。
それは、このお菓子の持つ
ストーリーでした。
老舗のお菓子屋さんが
製造していた「ざびえる」。
でも会社が倒産してしまい
このお菓子は製造が
できなくなったそう。
その後、なんと社員さんたちが
大分から「ざびえる」の
味を失くすなと立ち上がり、
資金を集め再建。
今の「ざびえる」があるそうです。
すごい…。
おいしさ倍増でした。
ごく当たり前のお菓子にも
そんな隠れた物語があったのです。
どんな商品もサービスも
同業者のない仕事って
もうほとんど存在しません。
じゃあ、お客様はなにを
基準に選ぶの？
選ばれるポイントって
どこにあるの？
なぜ、あなたの所じゃなきゃ
ダメなの？
そのベースになるもの
それが「ストーリー」です。
共感されたり
感動させたり
驚かせたり
納得させたりするものです。
もう「モノ」が売れる時代じゃ
ないんですね。
モノを通して
どんな役に立ちたいのか。
モノを通して
どんな感動を届けたいのか。
そんな｢ストーリー」が伝わった時
お客様に選んでもらえる
入口に立てるのです。
冒頭の「ざびえる」も
白あんのやさしい甘さの
大分の銘菓です
っていう「モノ」売りでは
他のお菓子と変わりません。
でも一度は倒産して
二度と口にできなく
なっていたかもしれない
お菓子の復活劇を
伝えるから、唯一無二の
銘菓になるんですね。
モノの良さや特徴も
もちろん大切な訴求ポイント。
でもそれだけでは
誰が売っても同じです。
あなたがその商品を
売っている意味がない。
モノのファンを作らないで
売っている「あなた」のファンを
作りましょう。
モノを売るなら
なぜあなたがそれを
売りたいのかを。
サービスを届けるなら
どんな想いを持って
取組んでいるのかを。
あなただけの「ストーリー」にして
届けたい人に伝えてくださいね。
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