■起業物語25「不安起業からの脱出」
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起業人生も12年目に入った
最近になってこそ
気持ちも仕事のスタイルも
この働き方が当たり前に
なっていますが
起業を決心した当時は
「ホントにいいのか？」
「私にやれるのか？」
「ちゃんと生きていけるのか？」
って、毎日毎日毎日
頭の中でグルグル考え
胃には鉛を飲み込んだような
重苦しさが常にゴロゴロ転がり
ゆれゆれ、ブレブレの
時期でした。
この頃１ヶ月で３Kg痩せて
「起業ダイエット」なんて
呼んでました…。
心の準備も何もないまま
ワクワクもドキドキも
感じる余裕すらないほど
ジェットコースターに
乗せられたような準備期間。
幼い息子と二人で
生きていくための生活手段が
こんなに不安定な働き方で
大丈夫なのか？
パートナーもなく定収入のない
シングルマザーの自分が
選ぶ生き方じゃないよなと
迷いはいつまでも
消えませんでした。
それでも時間だけは過ぎ
お客様にご挨拶に回っても
「大変だね」
っていう声しかかけられず
「うわ、やっぱり？？？」って
不安と少々の後悔で
お腹に力が入らない。
「本当は起業なんてしたくない！」
今だから言える本音。
そう、私、本当は
起業なんてしたくなかったんです。
地に足がつかない
頼りな〜い、情けな〜い
スタートでした。
そんな時、仲良くして
いただいているお客様から
かけていただいた言葉が
こんな気持ちを180度転換して
くれたのです。
「うわっ！ おめでとう！
よかったね〜！
なんてラッキーなの♪
もう楽しみしかないやん♪」
この時初めて
「え？ 私ってラッキーなの？？」
と視点が切り替わりました。
「独立したくても環境が
許さなかったり
チャンスを逃してしまったり……
そんな人も多い中、すっごい
チャンスをつかめたね〜♪
よかったね！！！」
一人フリーランスで仕事を
してきた経験はあっても
スタッフを抱え、組織として
経営の真似事をするなんて
体験は生まれて初めて。
ましてや「できる人」
「すごい人」でなくては
存在してはいけないという
他人軸の人生です。
失敗したら居場所がなくなる
くらいの気持ちで、ムダに
自分を追い込んでいた私。
余裕もなくし、すっかり
周囲への感謝の気持ちも
なくしていたことに
ようやく気づかせて
いただきました。
そしてもう一つ、気づいたこと。
それは、行動に移さず
頭で考えているだけでは
不安しか浮かんでこないということ。
覚悟を決め、腹をくくり
一歩を「えいやっ！」と
踏み出して初めて
希望や感謝といった前向きな
気持ちが湧き上がるということを
体験しました。
一歩出してしまったら
あとはもう、無意識のうちに
一生懸命に頑張っている
自分しかいないから。
不安とか、心配とか
考えているヒマもなくなるから。
なんだか知らないうちに
乗ってしまった起業への流れも
もしかしたら私に必要な経験だと
与えられたチャンスなのかも。
だったら、精一杯取り組んで
チャンスを活かす生き方をしなきゃ
もったいない！
これから起業したい人
起業から間もない人
不安で一歩が出せない人
どうぞまずは「起業したい！」
と思えた自分に感謝することから
はじめましょう。
理解してくれる周囲へ
ありがとうの気持ちを
伝えてみましょう。
たくさんの人が
挑戦してみたいと感じても
実際に行動に移すことは
できていないのです。
「やってみたい」と思えた
貴い想いをぜひ大切に
してください。
自分の中に生まれた想いを
今年こそはぐくみ、
大きく成長させましょうね。
さて、こんななんとも
心もとないブレブレの軸から
スタートした起業生活。
「やってはいけない」体験談を
次回からひとつずつ
お伝えしていきましょう♪
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