vol.695
■素直でありたい
「流れには、どうしたら
乗れますか？」
数年前、ある事業発表の場で
いただいた質問です。
「自分から手を伸ばして
つかみに行った事業じゃなく
やって来るものに合わせていたら
事業になっていた。
流れに乗るきっかけや機会は、
誰にでもあるから
ぜひ生かして下さい」
そんな趣旨のお話をさせて
頂いたことへのお尋ねでした。
どなたにでも当てはまるわけでは
ないと思いますが、私の場合は
「素直であること」で
知らず知らずのうちに
やってきた流れに
乗っていたように思います。
様々な講座やセミナーを
開かせて頂くきっかけも
「教えてほしい～」という
お客様の声を受けて。
起業サポートに取組み
始めたのも、いろいろな
ご相談が舞い込むように
なったから。
起業女性の支援を、事業にまで
広げることになったのも
偶然のきっかけやアドバイスを
素直に受け入れることができたから。
流れを「読んで」いたと
いうほど先見の明もなく、
常にアンテナを張り巡らせる
ほどの貪欲さもなく…。
周りから流れて来たものを
たまたま下流で受け止めたら
私に投げかけられた
チャンスだったという感じです。
それでも敢えて、岐路かも
しれないと感じるのは
どんなことでも「させていただく」
という気持ちで取組ませて
いただいていることでしょうか。
直感型人間なので
「ピン！と来る・来ない」
を大切にしてはいます。
それでも、例えピンと響かなくても、
まずはいったん「はい」と
受け入れてみる、聞いてみる。
「そりゃ、無いな」と思っても、
頭から否定したり拒否したりしない。
一度は自分の中に受け入れてみて、
流れに添ってみます。
必要なことは、自然とそのまま
自分に添っているし、
不必要なコトは気がつけば
立ち消えているケースがほとんどです。
とはいえ、山あり谷あり
波乱万丈で綱渡りな起業人生。
それでも、起業しなければ
出会えなかったステキなご縁や
見ることのできなかった風景
味わうことのなかった喜び…
ラッキーな人生かなと思います。
特に、おなかの底から
感謝の気持ちが沸き上がる
という体験は、これだけで
起業をしてよかったと
思わせてくれるものでした。
もがいたり苦しんだり
泣いたり傷ついたり…。
自然体と呼べるような
カッコイイ生き方では
ありませんが
それらすべての経験が
きっとどこかで誰かの
役に立つと信じて
今日もお仕事を
させていただいてます。
＊私に起業なんてできるかな
＊何から始めればいいんだろう
＊一人じゃ不安で一歩が出ない
起業なんて、不安以外の
なにものでもない未知の世界。
だからこそ、ぜひ経験者の
体験を利用してください。
あなたはひとりじゃありません。
一緒に前に進んでいきましょう。
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