vol.687
■手間と心をかけたいものは
もう何年前になるでしょう。
かつての職場の先輩が
一冊の本を出版されました。
当時は出版なんて
遠い世界のお話。
著名人や作家でないと
本なんて書けないと
思っていたので
近しい人が本を出版した
というだけで
自分のことでもないのに
送られてきた本が
とってもうれしかったのです。
ちゃんと本が届いた報告と
お礼を……と思ったとき
「メールではなく、ちゃんと
お手紙にしよう」と思ったのでした。
本を手にすると、なんだか
メールっていう手軽なツールでは
失礼な気がして、ちゃんと手書きで
お礼状を送りました。
「失礼だ」と感じた背景を
言葉でうまく言い表せませんが
例えば当時は、まだまだネット通販も
今ほど充実してなくて
田舎の本屋では、どんな一冊も
お取り寄せを依頼しないと
手に入らない……。
何日も待って「入りました」と
電話が来るのを指折り数え
えっちらおっちらと
出かけていかないといけない。
それくらい「本を手にする」って
大変なことで、ましてやその
「本を書く」なんて、当時の私には
とっても貴いことだったんですね。
今ではどんな本も
○マゾンで頼めば
あっという間に手元に
やってきます。
電子書籍なんてものまで
登場して、ワンクリック
するだけでスマホや
タブレットに一瞬で
「本」がやって来る。
便利なのだけれど
なんだかありがたみが
感じられなくて
大切にしたい一冊は
面倒でも書店の店頭で
手にして購入したいと
思ってしまいます。
手間をかける
時間をかける
心をかける。
そうすることで本を大切に
扱おうと思えるし
大変な思いをして執筆されたであろう
著者への敬意を払うことにも
つながる気がするのです。
本を選ぶという行為だけでなく
仕事をするときも
忘れてはいけないこと。
手間をかける
時間をかける
心をかける。
お客様にも、さらにお客様の
向こう側にいるであろう
お客様のお客様にも
感謝と敬意を払いながら
いい仕事をさせていただくための
自分への負荷のよう感じます。
さて、そんな大切に
手にしたい一冊が
本日発売になりました。
著者はこちらのお方
→https://tai-gee.com/blog/8846
経営に迷い悩む経営者の方
これから起業しようという方
さらに事業を拡大しようという
イケイケ経営者の方も
必ずこれから進む方向への
ヒントが得られます。
……という私は、どうしても
リアル書店で購入したくて
まだ手元に持っていません！
でもでも、この田舎では
お取り寄せでないと本がない！！！
ポリシー曲げて○マゾンで
買っちゃおうかな……。
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私みたいにポリシーと
関係ない方は、ぜひぜひ
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