vol.639
■その先、見えてます？
「すみません、お客様。
こちらの色はサイズが
ありませんでした」
あ、やっぱり。
欲しい靴があっても
合うサイズがなくて
「申し訳ありません」
って声をかけられるのは
慣れてるから。
と思っても……。
せっかく見つけた
お気に入りの一足。
あぁ、悲しい〜。
と思った次の瞬間……
「黒とベージュしか
そのサイズは無いんです」
ん？
ベージュはあるの？
持ってきてよ〜！
欲しかったのは
ベージュにほんの少し
ピンクがかった
「ほぼ」ベージュ。
ベージュがあるなら
いいんじゃない？？
「それ、お願いします！」
で、また商品を取ってきて
もらう時間をひたすら待つ…。
急いでるお客様とか
ちょっとせっかちさんなら
サイズが無いと聞かされた時点で
あきらめて他店に行っちゃうなあ。
と思い巡らせながら、
うちのお客様のブティックさんを
ふと思い出しました。
「この服、9号サイズ
ありますか？」と尋ねると
奥に探しに行かれるのは
同じなんですが…
「すみません、そのお洋服は
9号サイズが無いんです。
でも少しデザインは違いますが
こちらならご用意できますよ♪」
と、必ず色やデザインや
シルエットが似た代わりの
アイテムを持って来られます。
「あ、これもステキ！
こちらでいいです！」
買う気満々でお財布の口を
開いているわけですから
そのままのアイテムでなくても
勧め方一つで購入する可能性は
かなり高いわけです。
もちろん断わられる
場合だってありますが
「ありません」と伝えるだけでなく
次の行動をちょっと先回りして
ピンクベージュの代わりに
ベージュを持って行けば
お客様を待たせることもなく
せっかく芽生えてる買う気も
そのまま生かせるわけですね。
お客様の気持ちを
ほんの少し先読みする。
これは接客に限らず
あなたのお仕事ブログで
ファンを育てる大切な
ポイントでもあります。
読みたいブログを探す人は
何らかの「不」を抱えている
ケースが多いのです。
▪️解決したい悩み
▪️改善したい不調
▪️答えが欲しい疑問
▪️気づかなかった事実
あなたが出会いたい
未来のお客様が
どんな「不」を抱え
どうなりたいと思っているのか。
先読みをして記事に
してあげることが
あなたのファンづくりに
つながります。
そんな記事を書くためには
▪️届けたいお客様
▪️出会いたいお客様
▪️役立ちたいお客様
が、どんな人なのかを
まずしっかりと決めましょう。
お客様が決まれば
「不」も「解決策」も
見つけやすくなり
ブログが書きやすく
なります。
ピンクベージュが無かったら
ベージュの靴を差し出せる…。
そんな、ちょっと先読みのできる
ブログを書いていきましょうね。
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