vol.585
◼️書きたいことだけ書いてない？
起業の相談や、講座後の
雑談の中でよくお聞きするのが
「カフェをやりたいんです♪」
という声です。
地元でも、ちょっとおしゃれな
カフェが増えてきて
まだまだ人気のある仕事だなと
実感します。
こっちは、どちらかと言えば
田舎という立地もあり
10代、20代の若い世代より
むしろ年配者の利用が
多いエリア。
カフェって呼ぶより
「喫茶店」という店構えが
中心です。
農作業の息抜きに
立ち寄るおじさんや
エプロン姿のまま
ふらっと入るおばさん。
あんまりおしゃれなお店だと
入りにくいみたいです。
メニューも工夫が必要で
「ラテ」とか「ランチプレート」って
書いても通じませんから…。
今日も、家族で出かけた先で
立ち寄った「喫茶店」。
日曜日のお昼前でも
お客さんはやっぱり
年配の方たちばかりです。
コーヒーを頼んで
ふとテーブルにあった
小さなメニューを見ると
モーニングの案内。
何気なく裏返したら…
↓
イブニングでした！
モーニングがお昼12時までで…
イブニングがお昼12時から…
一日中、モーニングみたいな
金額でいただけてしまう。
発想に笑ってしまいましたが
小さく書き添えてある
「つぶし卵」って名前にも
思わず吹き出しそうに
なりました。
同時に、お客様目線って
こういうことなんだなと
思ったのでした。
ついつい英語でかっこよく
書いてしまいそうになりますが
お客様はほぼ年配者。
意味が通じないと
注文してくれません。
つい、仕事をしていると
自分が言いたいこと
自分がやりたいこと
自分が好きなことだけ
見てしまいがち。
でも、常に
お客様に通じるかを
頭に置いておかないと
いくら伝えても届かない。
特に起業女性のみなさんは
見た目のオシャレさを
追いかけたい人が多いもの。
オシャレにすればするほど
伝えたいことがぼやけてきて
届けたいことがまっすぐに
発信できないってことになりがちです。
イブニングとつぶし卵に
妙に納得した日曜日でした。
これって喫茶店かカフェか
っていう話だけじゃなく
日頃の自分の仕事にも
当てはまるお話。
特にどんな人が読んでくれるか
わからないお仕事ブログは
読み手目線を磨きたいもの。
読み手の目線になるには
誰に届けたいブログなのかを
しっかり自分で決めておかなくちゃ
いけません。
どんな話題なら
興味を持たれるだろう。
何を伝えれば役に立てるだろう。
専門用語は使ってないか。
誰でも読める漢字だろうか。
意味が伝わる言葉を
選んでいるだろうか。
ブログひとつを書くにも
こんなに考えておくことって
あるんです。
一つ一つにかけた時間と
手間が共感を呼び
毎日ブログを読んでくれる
愛読者が増え
いずれはお客様として
ご縁をつなげてくれるかもしれない。
大変だけど大切なことです。
年配のお客様向けなら
スクランブルエッグって書くより
炒り卵。
ランチプレートって書くより
日替わり定食。
カフェラテって書くより
ミルクコーヒー。
……ってことですね。
あなたのブログは
読んでほしい人の目線を
理解できた記事ですか？
難しい言葉だらけじゃ
ないですか？
今一度、見直してみましょうね。
ところで……
「つぶし卵」ってオシャレに言うと
なんて言うんでしょうね…？
「私の言葉、通じてるかな？」と思ったら
まずは、こちらからお気軽に♪
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