うちの息子は高校3年生。
17年と少し前、帝王切開で誕生しました。


7ヶ月に入るくらいから切迫早産で
予定日までの3ヶ月間、点滴につながれたまま起きあがることも許されず
「人間保育器に徹して下さい」とお医者様に申し渡され
素直に従ってはいたものの、子どもは逆子…。


結局、予定日より3週間ほど早いクリスマスイブに、手術室で誕生しました。


フツーに陣痛が来て、フツーに分娩して、フツーに生まれて来るものと信じて疑いもしなかったので、今ここにある命が、なんと奇跡的なものなのかと涙した思い出があります。


そんなハラハラさせた息子も、間もなく18才。


違う意味で毎日ハラハラさせられますが、今ここにある彼の命にただ感謝です。


市民企画のメンバーとして、命にかかわる映画に携わったり
ハンディを抱えた赤ちゃんとのご縁をいただいたりする、この頃。


すべての命には、意味があり、メッセージがあるのでしょうか。
子どもは親を選んで生まれて来るのだという言葉も、本当にそうなのかもしれないと思います。


だからこそ、ただある彼の命に感謝をして、付かず離れず見守りながら進んでいこうと思います。


今年の夏は、進むべき道を探す長い、永い夏になりそうです。