息子の横顔

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コレット編集長＆エルソル広告相談所　ウチハシです。

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「いいですか、お母さん。
男の子は、中高校生になったら
別の生き物だと思って下さい！」

高校の保護者向け講演会での
ある予備校の先生のお話。


納得！納得！


高校男子も2年になると
口数は減る。
何でもめんどくさがる。
一人になりたがる。


付き合うのはホントに難しい。


自分の進むべき方向が見定まらず
目標も持てないままに日々を過ごす様子は
理解できるけれど、はがゆさも少々…。


そんな中、少しは働く母の姿も
見せてやろうと、フェスタの手伝いを頼んでみた。


「5時間ほどやし」
「好きなモノをいつでも食べていいし」


…まったくの大ウソつきだったけれど…


嫌がるかと思いきや
「あぁ、ええで」
と二つ返事で受け入れてくれた。


当日は朝から夕方まで
カフェでコーヒーや紅茶の担当として
よく働いてくれたらしい。


そういえば、チラリ、チラリと遠目にのぞくと
黙々とカップにコーヒーを注いでいた。


「ありがとね。助かった～」


「…うん…」


帰り道。
「どうやった？しんどかった？
もう二度とイヤか？」と、
送迎してくれた叔母に聞かれた息子。


「いや。また、手伝ってもええで」
なんて返事をしたそうな。


結構、大人になってるやん。

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朝。
「学校、間に合わへん！」


数カ月に一度、遅刻回避に車で送る高校への道。
助手席に座る息子の横顔は、見るたびに
少しずつ大人になっている。