昨日のブログでは、2015年改訂版における塩分の話題をピックアップしました。
今回は、タンパク質に関する内容で興味深い物を発見したので、お知らせします。
----ここから引用----
高齢者(65~79 歳)を対象としたアメリカにおけるコホート研究では、たんぱく質摂取量と虚弱の発生とは有意かつ直線的な負の関連が示されている 7)。この研究ではたんぱく質摂取量によって 5 群に分けて虚弱の発生との関連が検討されており、最低群の摂取量は 12.4% エネルギー、最高群のそれは 16.0% エネルギーであった。また、我が国で 65 歳以上の高齢者女性 2,108 人を対象としてたんぱく質摂取量と虚弱との関連を検討した横断研究では、たんぱく質摂取量が 16.1% エネルギー以上の群で虚弱のリスクが有意に低かったと報告している 8)。
---引用終了---
要するに、タンパク質をしっかり摂っている群の方が、元気なご高齢の方が多いという事を示しています。
どうしても年齢を重ねていくと、胃や腸の消化機能が落ちてしまうために、摂取するのを敬遠してしまいがちなのがタンパク質です。
しかし、だからといって摂らないと更に身体は弱っていくことを、先の文章では示唆しているのではないでしょうか?
特に胃の機能のメインは「タンパク質を分解すること」にあります。タンパク質を摂らなければ、この機能はより落ちていってしまいます。
今日は厚生労働省の公式の発表から引用してみました。興味があれば、一度見てみるのもありかもしれません。