ヒトはどうすれば、どういう状況になれば肥満になれるのでしょう?
ヒトが肥満になるためには、当たり前ですが脂肪が増える事が必要な条件です。
では、どういった状態が脂肪が増えると言えるかはご存知ですか?
初めに答えを提示します。
「脂肪細胞の中に、中性脂肪が蓄えられる事で肥満になる」
では、ここをもう少し紐解きます。
ここで問題になる脂肪の形態には大きく分けて2つの状態があります。
「脂肪酸」と「中性脂肪」という形です。
この2つの違いはざっくり言うと大きさです。
脂肪細胞の中に、脂肪を蓄えるためには、入り口である細胞膜を通らなくてはなりません。
逆に言えば、細胞膜を通ることが出来る脂肪酸の動きのコントロールが出来ればヒトは肥満になることはないのです。
この脂肪酸の動きをコントロールするのに非常に大きな役割を果たすのが有名なホルモンの一つである「インスリン」です。
私のこのブログでも度々ご紹介してありますが、重要なので改めての登場とします。
インスリンの主な働きは血糖値の調節、そして脂肪の貯蔵です。
インスリンが働けば働くほどに、ヒトは脂肪を多く蓄えていきます。
ということは、血糖値が高ければ高いほど、あるいは血糖値を上げる力が強い食事ほど肥満になる確率は高いという事になります。
結局はこのインスリンの働きこそ、肥満の大敵になるということです。