ファスティングで得られる効果として、糖化の予防、あるいは改善が考えられます。
参考→糖化
ファスティングを行うことによって、普段摂取していたような量の糖質が入ってこないためです。
ヒトの身体の組織は、糖で溢れる事により、弱くなります。
糖化の最もわかりやすい例が、バナナの成熟段階です。
初めの青い段階では、硬くやや苦い味がするのが、黄色く斑点が出てくるような時には、柔らかく甘くなっています。
これはバナナに含まれる「難消化性デキストリン」が、徐々に糖化していく事によって起こります。
では、これが身体の組織、特にコラーゲンやエラスチンで起こるとどうなるでしょうか?
糖化の特徴はバナナの例でもあるように「ブヨブヨと柔らかくなる」ことが挙げられます。
組織が柔らかくなることは良い事じゃないかとも思えそうですが、そうではありません。
特にコラーゲンやエラスチンといった組織は一定の弾力性が必要不可欠なのです。
これらの組織が弾力性を失う結果、肌のたるみやシワが出現する事も充分に考えられます。
ファスティングを行うことは、余分な糖分を身体に入れないために、こういった糖化を防ぐ働きもあると考えます。
ファスティングで肌が綺麗になることも、この働きがあるからだと思います。