ヒトの身体には
【使わなければ弱くなっていく】
が絶対的な原則として存在します。
廃用性萎縮という原則ですが、この影響を受ける器官として重要なのが
・筋肉
→骨格筋、平滑筋、心筋を含む
・汗腺
→体温調節に重要
・唾液腺
→噛む回数が関係する
・脳
→認知機能に影響
といった器官です。
廃用性萎縮という原則がある以上、これらの器官を使わないことは将来的になんらかのマイナスの影響を起こします。
例を挙げて考えてみます。
筋力の低下による影響は、今ロコモティブシンドロームという大きな社会問題となっています。
更に、内臓や心臓といった臓器も全て筋肉によって構成されています。
一般に筋肉と言われるのは骨格筋の事を指します。
骨格筋、内臓、心臓が全て筋肉という分類である以上、骨格筋の弱りは内臓や心臓の筋肉の弱りをも含有しているのかもしれません。
つまり、使わないことによって、筋力の低下のみならず、呼吸機能も弱まり、あるいは消化能力なども落ちてしまう可能性が否定出来ないという事です。
実際に、胃の機能に関しては非常にイメージがし易いかと思います。
なぜ、胃薬がシェアを拡大しているのでしょうか?
もしかしたら、胃の働きがどこかで落ちている可能性があるのでは?
胃の働きはタンパク質分解がメインでは…?
こういった考え方も興味深いのではと思います。
現代社会において、パワープレートの需要が増えてきつつあるのも、そういった点での働きが可能であるからだと思います。
つまり、【使っていないものを、しっかりと使うようにする事が出来る】という点において、非常に優れたトレーニングマシンであるからです。