脂肪と聞くと嫌なイメージを持つでしょうか?
身体の構造を見ると、脂肪という栄養素は実は必要なものであることがわかります。
ヒトの身体は60兆個とも言われる数の細胞から成り立っています。
これらの細胞は、周りを細胞膜に覆われる事で、一つの形を保つ事が出来ています。
この細胞膜に注目してみます。
細胞膜は、リン脂質の二重層にタンパク質分子が浮かぶ流動モザイクモデルという形をしています。
細胞膜が脂質=脂肪を原材料としている以上、脂肪を徹底的に制限して…というやり方はあまり得策ではないと考えます。
更にビタミンに目を向けてみると、A・D・E・Kの4種類のビタミンに関しては、脂肪に溶け込むという特徴があります。
真に制限すべき脂肪は、トランス脂肪酸という物質です。
良い細胞の状態は、身体の健康状態を示します。
是非、脂肪という存在を見直して頂きたいと思います。