ブドウ糖と聞けば、身体にとって重要なエネルギー源であるというのが常識的かと思います。
ブドウ糖は消化のシステムによって、糖質を最小限にまで分解した形を指します。
実際、身体には解凍系や、クエン酸回路といったブドウ糖を利用したエネルギー産生システムが存在しています。
更に、よく言われるのが「脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖である」という点です。
だから、砂糖をメインとして糖質を取る事が重要だというのが一般的な意見であり、健康的な食事を提言するPFCバランスにおいても1日の摂取量の内、糖質が60%を占める事を指導されています。
ですが、上記のような点には誤りがある事がわかっています。
脳の唯一のエネルギー源と言われているのも、現在では否定されており、脂肪を分解して産生されるケトン体も、脳にとっては重要なエネルギー源である事がわかっています。
身体に糖が入ってこなければ、脳は体内に存在する脂肪を分解することでエネルギーを取り出せる以上「唯一のエネルギー」というのは誤りである事がわかります。
ちなみに、身体の中で糖のみをエネルギー源とするのは赤血球だけです。
また、癌細胞は通常の細胞に比べると3~20倍、ブドウ糖を必要とする事もわかっています。
身体には糖を作り出すシステムが存在するため、本当に不足しているのであれば、糖新生を利用して、身体が勝手に糖を作ってくれます。
こういった内容を見ていくと、あえて糖質をプラスしていく事が本当に必要なのかは疑問になってきます。
パワープレートを利用したトレーニングにおいては、3次元振動を利用した高効率のトレーニングが可能になっています。
30分で2時間分のトレーニング効果と言われるだけあって、消費エネルギー量(主にブドウ糖)はかなり大きいものと考えられます。
ダイエットや血糖値のコントロールなどを目指す上では、このブドウ糖のコントロールをも加えた食事内容の見直しがより良い効果をもたらすものと考えています。