昨日の肥満に引き続き、今日は運動不足の観点からお話します。
運動不足に関係が深い言葉として
「久臥傷気」
が当てはまります。
「臥」は伏せること、即ち、寝ている状態を示します。
「気」は元気、やる気といったように行動力の元となるようなものと捉えて下さい。
そして、この「気」と関係のある臓が「肺」です。
要は寝てばかりいると、気を消耗して、肺に悪影響を及ぼしますよということです。
東洋医学における「肺」も現代医学とほぼ同じです。
つまり呼吸機能の一般を担当するのが肺の働きです。
ややニュアンスは異なりますが、例えば寝たきりになり、免疫が下がってくると「肺炎」にかかりやすかったり、そこまではいかなくても呼吸機能が落ちてしまう事は免れません。
呼吸機能が落ちてしまえば、更に運動に制限がかかり、また呼吸機能が落ち…というスパイラルに陥ります。
東洋医学は徹底した観察学だとお話しました。
古代の人々も、そういった人の状態を観察した結果として「身体を動かしなさい」と言っていたのかもしれませんね。
運動の重要性は身体の弱りを予防し、消化器官のトラブル(=肥満など)を改善していく所にあります。
特にパワープレートでは、分泌される成長ホルモンの効果もあり、やればやるだけ若々しくなっていくという特徴があります。
古臭く感じる東洋医学も、現代に通じる事をたくさん持ってるのです。