昨日に続いて、風邪関連のツボです。
背中にある風門(ふうもん)というツボをご紹介します。
背骨は上から、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙骨1個と重なって作られています。
その内の胸椎の2個目、その外にある筋肉の盛り上がりの中央辺りに取ります。
目安としては、ちょうど逆の手で背中に回した時に、中指が到達する辺りになるかと思います。
風の門と名前が付いているように、古代の人々はこの場所から風が身体の中で侵入し、様々な病を引き起こすと考えました。
それがそのまま、風門という名前で残ったと言われています。
このツボは、風邪の引き始め、あるいは咳症状がある時に良く使用します。
鍼や灸が使えなくても、この場所をしっかり覆って冷やさないという工夫でも風邪予防に効果的だと思います。