AGEという言葉を聞いたことがありますか?
あまり聞き慣れない言葉だと思います。
AGEとは「糖質とタンパク質が熱によって結合した物質の総称」のことです。
老化を早める原因とも言われており、シミやシワを引き起こしたり、血管内に蓄積すれば心筋梗塞といった原因にもなり得るものです。
AGE増加による影響を挙げると
・酸化ストレスの増大
・炎症反応の増大
という2点に集約されます。
酸化はこのブログでも何度も取り上げたものです。
炎症反応が増大するということは、今ある痛みが増すことだけでなく、これから新しい痛みを引き起こすことにもなりかねません。
逆にAGEの暴露が少ない状態になると
・C反応性タンパク質(CRP)
・腫瘍壊死因子
などの減少が確認されています。
AGEは熱によって産生されるため、生食、あるいは低音による調理では少なくなっています。
例えば、鶏肉一つを取ってみても茹でるのとオーブン焼きとでは生成量がまったく変わってきます。
例えば、あの食事が良くない、老化の原因だと言っている時に、調理法にまで目を向けているかについて意識してみるのも面白いと思います。
調理法によって、生成されるAGEの量が少なければ、その食材を口にすることによって受ける影響も少なくなるからです。
しかし、AGEが糖質を必要とする以上、血糖値の状態は非常に重要になります。
血糖値の上昇に従って、AGEの産生は増大していきます。
ここまで来ると、気をつけることはいつも言っていることに集約されます。
つまり、運動で血糖値の状態を改善させると共に、現在の食事内容を見直すことです。
運動と、食事を見直したライフスタイルにすることこそが、最高のアンチエイジ(AGE)ングだと思ってください。