ちゃくちゃ久しぶりにブログを書く(笑)。約8か月ぶり(笑)。

 

やっぱこのように文章を書く習慣大切だなと改めて思ったので、これからはできるだけ自分の思考の足跡を残していこうと思う。

 

今日は、3か月にわたり受けてきたProject Based Learning(PBL)に関して、ひと段落したので、これを通して学んだことを今後に生かしていくために書lく。PBLとは、企業からいただいた実際の課題解決のためのSolutionを考えることを通して、学んでいくというものだ。私がいただいた課題はある日本の伝統食材をいかに面白くしていくかというものだった。

 

結論から言うとこの課題でのアウトプットの自己採点は10点以下だったということだ。でも10点を取るために、全力で取り組むことができたからこそ、90点以上の学びがあり、そして、それは、90点以上の成長の可能性があるとうことを意味していると個人的には考えている。今日はその学びであり、成長の可能性である90点分についてつらつらと書いていきたい。

 

90点の学びというとたくさんあるように思えるが、それは1つのことに収束する。それは、全部「自分なり」だったということだ。本当にそれに尽きる。なぜそう思うかというとそれは、私がこのPBLに参加しようと思った動機を明らかにすることによって、分かると思う。

 

私は、デザイン思考を体験によって理解するために、このPBLに参加を決めた。デザイン思考とはイノベーションを起こすための方法論と言われ、有名なところでは、IDEOやSAPといった企業が実際に顧客企業の課題に対して、この方法論を使って、課題解決を試みている。デザイン思考はデザイナーが使う思考法をネイティブでも使えるように体系化したものであり、思考法だからこそ、それは、本を読んだだけで理解できるものではないと言われている。私が理解していうる範囲でのアプローチは以下のような感じだ。足を使ってユーザーを観察をし、そこで、課題を発見し、そして、さらにその課題の本質まで掘り下げ、根源的な課題を明確化する(problem finding)。その後、フレームワークをっ使いながら、自分たちのビジネスの立ち位置を可視化したり、別の商品・サービスの成功モデルを探したりといったことを通して、解決策を考えていく(problem finding)。こういったところだろうか。

 

話は戻るが、私が10点以下だといった理由はまさにこの方法論(ゴールに向かうために与えられたアイテム)があるにもかかわらず、そして、それを使うことによって、面白いアイデアを生み出してやるぞと意気込んでいたのに、使えていなかったからだ。実際にこのワークをしていく中では、根源的な課題まで掘り下げるまで行かずに、表面的な課題で止まってしまったり、ふと思いついた解決策に固執しまって、他の良いアイデアが出てくる可能性を排除してしまった。また、PBLではグループワークがベースであり、チームメイトがいたわけだが、皆の参加目的は各々違っていて、デザイン思考を意識していた人も私だけのはずだ。しかし、私は、他のメンバーのペース(答えに飛びつくこと)に合わせてしまうことも多く、この方法論を十二分に体験することができなかった。

 

答えにすぐ飛びつくのがふつうであるので、常に自分がどのような思考をしているのか意識していないと、いつの間にか自分なりの思考になってしまう。それを今この3か月のPBLを通して見を持って、体験として学んだ。本当は、デザイン思考を体験として学びたかったのだが、デザイン思考ではない思考法を体験したことは大きな学びだと思う。その時は自分なりの駄目な思考をしていたと気付いていなくも、今振り返るとあの時ああいう風に考えてしまったこと、あのときもっと深く見ることができていたら、フレームワークを使うことを意識していたら、と後悔ようにも見える学びをたくさん得ることができた。

 

これは本当に今後に生かしていきたい。自分がどういう思考を今しているのか、チームのメンバーがどういう思考をし、どこを見ているのか、常に方法論と照らし合いながら、細心の細心の注意を払うことは意識し続けないといけないなと心の底から思った。

 

でもどうして、デザイン思考を体験として理解すると意気込んだのにも関わらず、このように、失敗してしまったのか。今PBLが終わって、普通は達成感や満足感を抱くと思う中で、それがゼロなのか。やはりこれは、失敗の3つの原因に落ち着く。

 

1、情報不足。他のモデルを探してくることや商品の情報・歴史を調べることが極端に少なかった。自分が天才ではなく、凡人だからこそ、努力をしないと成功は絶対にできない。情報収集が何をするにも基礎の基礎だ。論文においても、99%は既存のアイデアであっても、1%が新しいものであれば、それはちゃんとした論文だと言われるように、ビジネスにおいてもそうだ。そうしたビジネスモデル自体の勉強不足は本当に今回の敗因だ。1つの特定の商品やサービスにフォーカスしているからこそ、もっと全く違うところに目を向けて、それを応用できる可能性はないかもっともっと勉強するべきだった。シュンペーターのイノベーションの定義が「新結合」と言ってるように、全く違うものをくっつけることがイノベーションに繋がることは多々ある。この新結合といった意味でのイノベーションを生むためにも、情報収集には本当に貪欲になりたい。

 

2、慢心。私は、今年の6月に元々ずっと行きたかった大手のメーカーから内々定をいただいた。内定をもらったこと自体はすごいことでは全くなくて、そして、何かを成し遂げたわけではない。でも内定をもらったという事実が自分が一気に社会に認められたというような感覚を抱かせた。つまり、一種の自信のようなものを抱いていたのだ。この自信は良い意味での自信ではなく悪い意味での自信だ。この自信は謙虚さを失ったもの、つまり、慢心と等しいと思う。俺だったらできるだろうとか、課題に対して上から見てしっまたりとか、無意識的にしてしまったと思う。この慢心によって、見逃してしまった視点があったり面白いアイデアの可能性をつぶしてしまったりしてしまった思う。これを学びととら、松下幸之助さんの「素直さは人を強く正しく聡明にする」ということを常に常に頭に入れて、謙虚であること、素直であることにも意識をしていきたい。

 

3、思い込み。ワークを通して、課題発見から解決策を作るところまで、"表面的な答え"に飛びつくことが本当に多かった。そして、一度飛びついてしまったらなかなか離れることができなくて、最終的に出したsolutionもそれだった。飛びついてしまい、1つのアイデアに固執してしまったからこそ、本質が見抜けなかったり、根源的な課題発見ができなかったり、solutionがイノベーティブでなかったりしたのだと思う。なぜを5回繰り返すとか、本質を見抜く方法はあったりする。「これは最高のアイデアだ!」と思うことがあっても、一旦クールな頭を持って、再考すること、答えに飛びつかないこと、これもこれから常に常に意識したい。

 

あーそうだような。本当に私は同じ失敗を繰り返すなと常々思う。でも1回失敗したら2度と失敗しないかというとそういうことは少ないと思う。失敗をたくさんすることによって、成功する回数も増えていくと思う。1番重要なのは失敗を失敗で終わらせること。このように常に振り返って、次に生かすこと。この繰り返しが成長につながるんだようね。よし!がんばろ!

 

そして、最後にもう一つ。それは、「人をいかに動かすか」だ。私は今まで人に恵まれてきたのか、個人ワークが多かったのか。人に如何に動いてもらうかよりも、自分がいかに動くかにばかり焦点を当ててきた。でも今回のPBLで感じたことは、1人では、面白いことをするのはすごく難しいということと、一人でやってると孤独に感じてあんまりたのしくなかったこと。特に2つ目の孤独感を抱き、面白さを持てなかったのは大きな発見だ。寂しがり屋なのかそれは分からないけど、やっぱりお祭りとか旅行って一人でしても心の底からは面白くないんだなと今回のPBLを通して思いました。その成果はどうであれ皆で考え、皆で汗を流し、手を動かして作ったものって、やっぱ一生の思い出になるし、なによりも楽しいと思う。でも今回はそれがなかったなー。これは人のせいにしようと思えばいくらでもそうできる問題かもしれない。チームメイトが協力的じゃなかった・期限を守ってくれなかった・否定をするだけで代替案の提案がなかったetc 愚痴を言おうと思えば枚挙にいとまがない。でも、これを自分事に考えると、なぜ自分は人を巻き込むことができなかったのか・この課題解決をすることに対して面白味を持ってもらえなかったのか・どういった雰囲気作りができたのかetc これも枚挙にいとまがない。これについて考えると、人に恵まれたときと人に恵まれなかった時って何が違うかっていうことに行きつく。そしてそれは、私が思うに、人に恵まれたなと思うグループにいたときには、どのグループに行っても雰囲気・チームメイトのモチベーション・他者貢献度、全てを良くしてしまうような人が1人以上いるということ。その人は何かよくわからないけど、ポジティブな感情を他者に与えたり、この人を手伝いたいっていう感情を抱かせたり、そういったことを自然としてしまっている。これはセンスなのかもしれないし、才能なのかもしれない。でもこれに関しても、カーネギーの「人を動かす」のように、方法論というか、アプローチの仕方はある。これも自分が欠けているからこそ、後天的に学ぶことの重要性を今回のPBLで学ぶことができた。本当に大きな大きな学びだ。

 

以上が3か月のPBLで学んだ90点以上の学びと、90点以上の成長の可能性だ。まだまだだなーと改めて思ったけど、まだまだ成長できるんだって、今はポジティブな感情だ。PBLが終わった直後は、自分を責めたり、人のせいにしたり、正直めちゃくちゃネガティブな感情だったけど、こうして書いてみると意外とすっきりするものだな。駄文で全く論理的じゃないかもしれないけど、こうして思考をどんどん可視化していこう。