すごく素敵な記事です。元記事はこちらから。
"地球は誕生してからただの一度も同じ姿であったことがないと言いますよね。だからどの瞬間も美しく、毎日新しい姿でいることが出来ました。見て聞いて感じた全てのものが思い出として残ったということでしょう。僕が青い夜で挨拶をした初日も、お互いを初めて見た公開放送も、1周年を祝いながら吹いたろうそくと、皆さんと僕が共に作った歌を一緒に息を殺しながら聴いた日も、僕達にとってはただの一日も同じ日はありませんでした。毎日が新しく、毎日が楽しく、毎日が夢のようだった時間。今日もそうですよね？1155日目。僕達だけの特別な夜に皆さんを招待します。4月2日、今日と明日の間、ここは青い夜ジョンヒョンです"
1155日の青い夜。3年以上続いたMBC FM4U〈青い夜、ジョンヒョンです〉(演出 : ナム・テジョン、作家 : カン・へジョン、ユク・ヒョンジュ、以下〈青い夜〉)が終わった。過ぎた時間を想いながら涙を堪えることの出来なかったジョンD(ジョンヒョンDJの愛称)と青い夜のリスナー達の最後の2時間の現場を〈PDジャーナル〉が共にした。
2日夜11時、ソウル上岩洞に位置するMBCガーデンスタジオ(外部壁面がガラスになった公開型スタジオ)の前には100人を超える人達が集まっていた。1時間後に始まる〈青い夜〉の最後を観に来たリスナー達だった。ナム・テジョンPDは"昨日から場所取りをしている"と耳打ちしてきた。制作陣はリスナー達が送ってくれたプレゼントと手紙が入ったボックスを台車に乗せて現れ、スタジオの中に積み上げた。数百通の'青色'の手紙が机をいっぱいに埋め尽くした。
"リスナーに対する僕なりの礼儀であり、挨拶をする僕だけのやり方"と言いながら青色のスーツを着てきたジョンヒョンDJがスタジオにひとりで座り、最後の放送を準備していた。彼の後ろには'少し席を空ける - 一日の終わり、僕達の空間でまた会いましょう'という垂れ幕が下がっていた。そして12時がやってきた。
"ジョンD、これまで本当にありがとうございました。この気持ちがありがとうという言葉ひとつで全て伝わるかは分かりませんが、辛い日々に青い夜があったから一緒に耐えることが出来ました" リスナーのメッセージを読んでいた彼の声がすでに震え始めていた。3週間前から'予告されていた別れ'ではあったが、気持ちをまとめるのは簡単ではなかった。
(リスナーからのメッセージ、上から)
最後の放送が始まりましたね… いつもどんな時も心地よく聴いていたオープニングが今日に限って悲しく聴こえたり、実感が湧かなくて夢なんじゃないかと思ったり… 最後という言葉あまり言いたくありませんが、笑顔でサヨナラが言えるように今日も休んでいきます。ジョンD、本当にありがとうございます :)
ジョンD、いつもありがとうございました。たまに恋しい夜がやってくると思いますが、また会えることを願いながら挨拶します！サヨナラ、ジョンD
愛しています
最後に聴く青い夜、ジョンヒョンですのコメントになりそうですね… 悲しいな
ジョンD、永遠に来ないような気がしていたその日が来てしまいました。私達が共にする最後の夜ですね。ジョンDの言葉のように歌が始まったら終わりがあるように、出会いがあったら別れもあるんですよね。それでも私達はきっとまた会うのだから、泣かずにサヨナラしましょう。3年間その場所を守ってくれてありがとうございます。
ジョンDが初放送の時に行かないで行かないでって真似して歌ったのを思い出します。あの時はジョンDのことよく知りませんでしたが、今は私達本当に仲の良い友達のようです。
スタジオの雰囲気が落ち着いてきた頃、これまで〈青い夜〉の'ザ・ラジオ'コーナーを担っていたバンド'Soran'のコ・ヨンベとコーヒー・ボーイが'サプライズゲスト'として登場した。ジョンヒョンは本当にびっくりした表情で彼らを迎え入れた。そして続けて"コンソールCに'こっそりきたゲスト'と書かれていて気付いてはいた"と笑ってみせた。その言葉にナム・テジョンPDと作家達は共に笑いながらも"あ、そこまで考えが及ばなかった"とこの上なく残念がっていた。
彼らが笑いながら挨拶をし、ジョンヒョンDJを自ら描いて送ってくれたリスナーの手紙を読んでいる間にスタジオの外、制作陣がいるブースに歌手ユンナが入ってきた。制作陣にとってもサプライズゲストとしてやってきたユンナはジョンヒョンDJに残したい手紙を自ら書いてスタジオ内に入っていった。
ユンナは"1000日を超える時間、この場所を守ってくれてありがとう"とリスナーを代表して伝えた後、過去に〈ユンナの星が輝く夜に〉の最後の放送をした記憶を蘇らせながら"悲しければ泣いてください。今はみんな同じ気持ちでしょうから。去っても、しっかりと食べて幸せでいられますように。長い時間がかかっても私達は待っています"と伝えた。
ユンナが去り、歌1曲が終わった後、'ON AIR'がつくなりジョンヒョンDJは急に堪えていた涙を爆発させた。ジョンヒョンが言葉を繋ぐことが出来なくなったと同時にナム・テジョンPDはこれまでの放送を整理したハイライトカットをかけた。制作陣ブースでジョンヒョンを見守ってきた〈青い夜〉の歴代PDであったキム・チョリョン、ヨン・スンウ、パク・ジョンオンPDも息を殺しながら〈青い夜〉のハイライトを共に聴いていた。
〈青い夜〉を経ていったゲスト達が最後に残した挨拶が続き、またマイクがつくなりジョンヒョンDJは"DJ席で時計を見ながら番組が後何分なのか分かる。後47分残っている。だから…"と続けて泣き出した。
最後に'こっそりきたゲスト'としてやってきたSHINeeのミノまで去った後、最後のシグナル音楽が流れた。制作陣ブースでも作家達とPD達が"どうしよう、もう本当に終わりだ"という言葉を続け様に吐き出した。
"'明日の君に'。青い夜の最後の時間は明日を始める皆さんに贈る曲で準備しています。今日お聴かせする曲はジョンヒョンの'1000'です。'きっと君と僕はあの時じゃなくても、君と僕はきっと出会っていたはずだよ' あなたと僕の青い夜が1000日を迎えた時、一緒に聴いた歌ですよね。ジョンヒョンの'1000'の歌詞です。
僕にとってラジオは本当に意味深く素敵な成長の経験でした。僕がそういう話をよくするじゃないですか。成長にはいつも痛みがついてくると。成長痛を経た過程だと思っています。にも関わらず僕にとってはとてもとても大切な記憶になりましたし、皆さんにとっても大切な記憶になることを願いながら… 思い出にしながらまた会うその日を約束出来たらと思いますね。
人生の大きな分岐点になりました、ラジオ。そして青い夜。青い夜という言葉の先に僕の名前を何度つけて唱えたか分かりません。'青い夜、ジョンヒョンです'というこの文章が最初は本当に慣れなかったんですが、それにも慣れましたし、その慣れとしばらく挨拶をしなくてはならない日が来ましたね。
すぐは本当に残念で寂しくて涙も出ると思いますが、僕達は必ずまた会うはずです。きっと君と僕はあの時じゃなくても、君と僕はきっと出会っていたはずだよ。あの時、その時が早く来ることを願います。その時は今の感情よりもっとずっと大きな嬉しさでお互いを迎え入れることでしょう。
最後の挨拶をどうするべきか本当にたくさん考えました。そしてやってきたようにすることに決めました。代わりにその前に一言つけて挨拶をしようと思います。以上、青い夜ジョンヒョンでした。僕も休みにきます。皆さんも変わらず、そして元気に、明日も休みにきてください…"
"愛しています"
間を開けて最後の一言を加えたジョンヒョンは、最後の曲が流れる席にかなり長くひとり座っていた。そしてガーデンスタジオで2時間を共に過ごした人達に挨拶をしてスタジオの外に出た。集まっていた歴代PD達と作家達が彼に向かって精一杯拍手を送った。
最後の放送を共にしたナム・テジョンPDは"(ジョンヒョンDJのおかげで)久しぶりに味わうラジオ全盛時代の幸せ"と、過去〈青い夜〉で共にした情から最後の放送にやってきたヨン・スンウPDは"もうあの声がラジオから出てこないなんて不思議な感じがするし…ジョンヒョンは本当に誠実で、ラジオが好きでやっていたDJ"だと感想を残した。
誰よりラジオを愛した、そして誰より愛された〈青い夜〉のジョンDはこうしてしばらく席を空けることとなった。しかしすぐに、'僕達の空間でまた会う'ことを皆が共に約束した。
ジョンD、本当にお疲れ様でした。ありがとう。
名残惜しくて今までのプルンバムを少しまとめてみたりもしてるので、また後日どこかでアップする…と思います。では、また、後ほど今日の歌詞で