広島のカープファンを、新聞記事から考えてみる。 | 不屈の心はこの胸に!りゅうさんの「広島スポーツ応援ブログ」

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今朝の中国新聞スポーツ欄。

 

 

ここを読んで、オイラは思わず首を傾げました。

カープの記事が目立つところを占めているのは相変わらずなのですが…

 

「V争い 白熱のパ」

あれ?

今一番重要なのはカープの2位狙い「地元CS開催」これを目指して中国新聞は今こそカープを応援しないといけないんじゃない?

パ.リーグの事、今取り上げる?

 

(西武球団)チケット転売の約40人退会処分

あれれ?

 

このニュース取り上げるの?

いや…まてよ。「このままだとカープの地元クライマックス開催は怪しい」。

カープが今シーズンチケット取り扱う事はどうも無さそうだから、そう考えると、まあこのタイミングでこういう報道は、アリなのか…

 

ミスターロッテ・有藤道世氏 「10・19よりも日本一」

 

…う~ん。

オイラここ最近「10・19」をしきりに思い出してるのは、確かです。

というのは、今、パ・リーグが白熱してるからだ。

「10・19」はそれこそ優勝争いが生んだ伝説で…その伝説の再来が、今年はあるかもしれん。

 

リレーコラムにかんしては「たまたまこのタイミング」なんだろうけども。

この紙面は、こそっとパ・リーグを推してるよね?

 

いやいやいや。

たしかに今、プロ野球で一番面白いのはやはり「パ・リーグ」です。

分かってるじゃんかよ中国新聞。

 

「育成・大盛」の事に紙面を費やして「ほら私らこんなにカープの事を熱心に報道してますよ?」って姿勢を見せつつ、「いや、今白熱してるのは実はパ・リーグだから!」としれっと本音を晒してる『あざとさ』がたまらなく心地いい。

 

これが広島なのだと心から思う。

あざとい。ホンマにあざとい。

 

でもそうなんですよ。

「プロ野球ファン」ならば、今はパ・リーグの動向にこそ注目すべきで、中国新聞スポーツ欄は自前の記事ではないにしろ(「白熱のパ」の記事は共同通信社の記事)、そこの所きちんと指摘してるんです。

『プロ野球で今、一番旬なネタは何か?』

美味しい所は、逃さない。

 

 

オイラさあ。

自分の事が少し分かった気がするんですよ。

 

というのは、オイラの子供時代は「新聞を真面目に読むよい子」だったからです。

カープ大好きだったオイラは、スポーツ欄は特に熱心に読んでました。

 

だからだよ。

オイラのブログがカープ至上主義じゃなくて、時に他球団やらサッカーやらの話題を差しはさみ、時にカープ球団批判をも織り交ぜるのは、まさに今朝の中国新聞スポーツ欄のやり方と同じなんですよ。(カープ球団にたいして「しがらみ」が無い分、オイラの方が露骨な意見になりますけどもね(笑))

 

広島という土地には「プロ野球ファンを育てる教育システム」というものが備わっていると、オイラは指摘したいのです。

 

カープファンじゃなくてね。「プロ野球ファン」を育成するシステムです。

オイラ自身がそうです。この育成システムに乗っかってる。

たしかに赤寄り、カープ寄りにはなってしまう。

しかし一方で、他球団の重要な情報についてもインプットされる。(それこそ名球会リレーコラムに出てくる「10・19」といったレベルで)

 

ただ、表面上ではなくて水面下の「サブリミナル教育」というのがポイント。

今朝の紙面、カープだけでも情報量が多いのは確かなんです。それだけでも十分なんだけど…

そこんところスポーツ欄を読み飛ばさず隅まで真面目に読み込むタイプの人間は「そっか、今はパ・リーグか」となる。

 

…これには、地元の人間は、なかなか気づかないと思う。

 

ちょっと話が長くなるんですが。

なんでオイラがこのことに気が付いたかというと。

 

とあるブロガーさんが「広島生まれ広島育ちのネイティブなカープファンと、他の地方のカープファンは、質が違う」という指摘を成されていたんです。

それはオイラも思うんです。広島ネイティブは、他とはちょいと違う。排他的な面が強い。

 

ところが…

その方が指摘されている「広島ネイティブカープファン像」と、オイラ自身が一致しないんです。

これが悩みのタネでした。

 

その人の言ってる事は正しいんです。確かに広島人は、広島のカープファンは、その通りなんです。

ところが「オイラが住んでいる広島」はそうじゃなかったりする。オイラの周りにいる人には「そんな人はいない」。

…???(。´・ω・)???

 

ここの所が引っかかって仕方が無かったんです。

同じ広島でも、オイラがいるテリトリーは、何かが違うはずなんです。

何が違うんだろう…???

 

…そうやって悩んでいた時に、今朝のスポーツ欄を読んで、それで気が付いたんです。

「このスポーツ欄は、面白いぞ」

何が面白いかって「あざとい」から。

カープばっかり褒めちぎってるように見せかけて、プロ野球の重要記事をちょこんと脇に乗せている。だからオイラは多いにハマった。

 

しかしこの「あざとさ」に気が付かない人は、いつも通りカープだけ読んで次に行くはずなんです。

 

だからだ。

だから広島ネイティブのカープファンは、2派にわかれるんだ。

「カープに依存しているか、あるいはそうではないか」

 

そもそも中国新聞は、他の地方紙に比べて「スポーツ欄を広くとっている」。

カープもありゃサンフレッチェもあり、バレー、最近はバスケットもある、冬はというと「陸上競技」広島は男子駅伝やるほどに陸上熱も強い。

スポーツに対する関心が高いのが広島という土地柄で…

ちなみにオイラが通っているお好み焼き屋「セカンドハウス」はスポーツに関する話題は大抵網羅しています。競輪選手だって来たぜ(*^▽^*)

 

広島という土地では、スポーツ観戦という趣味を、カープだけに依存しないでも大丈夫なんですよ。

オイラなんかはそうなんです。だからブログでカープ球団を批判出来る。

 

…ちょっと長くなってしまいました。

オイラなんかはこの事気が付いて、面白いなぁ、と感じるんです。

 

ただ、最近の広島人にはもはやこれは当てはまらないのかもしれない。

というのは「ネット配信記事やSNSによる情報配信が主流となり、新聞離れが進んでいる」という傾向があるからです。

そしてネット配信記事では自分の読みたい記事だけを選択して読める。

だから、オイラがこのブログで指摘した「広島独自のプロ野球ファン育成システム」は、ある一定の年齢層より上でしか当てはまらない筈です。

 

そう考えると、若い世代では「広島人カープファン」と「その他の地方のカープファン」で分類するやり方は、もはや適切では無いのかも知れない。昔は広島と他の地方で「カープに関する情報格差」が確かに存在していましたが、今はネット配信記事やSNSによる情報交換で、情報格差はほとんどなくなってます。それこそ広島地方TV局作成番組くらいしか差が無い。

 

…考えてみると、カープファンを取り巻く環境って、本当に変化しているという事に気が付きます。

この辺は、また考えまとめて書いてみたいなぁ…