こんばんは。
横浜市都筑区荏田南のたからばこ音楽教室(エレクトーン教室&ピアノ教室)です。
生徒さんに弾きたい曲があり、楽譜が見つからない時は、私が楽譜を作ったりアレンジしたりします。
今回の発表会では「Behind The Mask/YMO」のエレクトーン楽譜も、エレクトーンとピアノのアンサンブル楽譜も見つからなかったため、バンドスコアを参考に楽譜を書き、レジストを作りました。
気をつけたポイントは4つ。
①生徒さんが弾けるレベルにする
②できるだけ原曲に近づけ、弾くのが難しい部分はエレクトーンの機能を活かす
③生徒さんの自宅の楽器は電子ピアノなので、電子ピアノで弾いてもおかしくないアレンジにする
④ペダル鍵盤は使わない
上記4点を考慮しつつ、まずはパートの振り分けから。
ペダル鍵盤が使えないので、エレクトーンパートの左手はずっとベースで固定です。
それから、メロディーとその他ほしい音をピックアップし、エレクトーンパート、ピアノパートにパズルのように当てはめていき、楽譜を書きます。
そろそろ手書きはやめて、アプリを使おうかなと思っています
大体書けたら、次はエレクトーンのレジスト作りです。
音色は音源を何度も聴いて、近いものを1つ1つ選んでいきます。
リズムはRPPでの打ち込みですが、今回はドラム譜があったからラクでしたし、テクノって同じパターンが多いから、あっという間に完了!
そして、練習しやすいように割り振り、シーケンスを組みます。
レジストメモリーが、リズムのシーケンスに合わせて自動的に変わるようにセットしたら、レジストの骨組み終了です。
さて、工夫はここからですね。
まず、生徒さんのレベルでは弾くのが難しい箇所は、エレクトーンの機能を使っていきます。
イントロでは8分音符を弾いて16分音符が鳴るように、中間部分では、4分音符を弾いて、オクターブ上の音が裏拍で鳴るように、エフェクトをかけました。
そして、この曲は繰り返しが多く、2回目はハモリパートが重なっている部分があったので、エフェクトのピッチチェンジを使っていくつかの重音を作り、それをメロディーに合わせてシーケンスで組みました。
これで単音を弾いているのに重音が鳴ります。
エレクトーンとピアノのバランスは、自分でエレクトーン演奏を録音し、その録音に合わせて、ピアノパートを弾きながらチェックしますが、生徒さんが弾くとタッチや弾き方でまた変わってくるので、レッスンで微調整していきます。
今回のアレンジ方法はこんな感じでした
ピアノでは、弾きたくてもテクニックが足りない場合、音を間引くしかないのですが、エレクトーンはレジストで原曲に近づけられることが魅力だと思います
この曲を演奏された生徒さんとお父さまも、感激してくださいました。
そんなふうに、生徒の皆さまに喜んでいただきたいので、これからもエレクトーンのレジスト作りを勉強していきたいと思っています。
もちろんエレクトーンの生徒さんには、自分でこういうことができるよう、少しずつ指導していますよ。
エレクトーンはただ弾くだけではなく、自分の思い描く音を作るということも大きな楽しみであり、必ずつけたい力であると思います
登録後、メッセージを送っていただけると
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教室の特徴
- ソルフェージュも含め、基礎を丁寧に指導します
- 自分の好きな曲を自分の力で弾けるようにします
- 弾くだけではなく、歌うこと、聴くこと、書くこと、作ること(作曲、編曲、即興演奏)にも取り組みます
- 発表会では仲間とのアンサンブルも楽しみます
- 専攻以外の楽器にも触れ、経験を深めます



